ゲーム紹介:ナイアガラ / Niagara
スライドする河に逆らい宝石集め
ナイアガラ
/ Niagara
メーカー: Zoch (ツォッホ, ドイツ), 発売年: 2005年
作者: Thomas Liesching (トーマス・リューシュイン, 代表作:『ナイアガラ』)
8才~大人, 3~5人用, 所要45分, ルール難度:★★☆ (2.5)
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ドイツ 2005年 ゲーム大賞 (Spiel des Jahres) 大賞受賞 |
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ドイツ 2005年 ファン投票 (Deutscher Spiele Preis) 第2位 |

『ナイアガラ』は、ボード上に並べた透明盤を流れる河に見立てて、上流から“ずれる”ことを念頭に、透明盤の上で自色のカヌー2艘を操って、滝から落ちないように、川下で宝石を拾っては上流まで運んで集めるゲームです。

箱のフタと底を土台にしたナイアガラの河が舞台です。危険を冒して宝石を集めましょう。
各自、手持ちの1~6の数字が書かれたパドル(櫂)カードを1枚ずつ使ってカヌーを動かします。透明の円盤を河のマス目として進ませ、宝石があれば積み、上流の岸に持ち帰れば獲得です。
もし宝石を乗せたライバルのカヌーとちょうど同じ所に止まれるなら、その宝石を盗むこともできます。

全員が移動を終えるたびに河が流れます。透明盤を上流から押し入れると、下流に向かってカヌーを乗せたままスライドします。時にはゆるやかに、時には激しく、河が何枚分動くのかは、各自が今回使ったパドルカードによって決まります。
もしカヌーが最後の滝から落ちてしまうと使い物になりません。どのくらい河が動くのかをよく考えてカヌーを動かしていきましょう。
こうしてゲームを続けて宝石を集めていき、5色、同色4個など、規定数に達した人が勝ちです。
ここがオススメ:
誰がどの色の宝石を狙っているか、これまでに消費したパドルカードは何か、天候も含めて河の流れはどうなるか、など、さまざまな状況判断によって各自が読み合いを働かせつつ、予想外のドラマが起こって盛り上がる、小学校高学年から大人までじっくり楽しめるお薦めのゲームです。
キラキラした宝石や動く透明盤など、豪華な内容物とその仕掛けが見事で、河の透明盤が滝の左右交互に順番に振り分けられるのがとても不思議です。
店内でサンプルをご覧いただけます。
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