ゲーム紹介:クワークルキューブ / Qwirkle Cubes

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振り直せるサイコロ版クワークル
クワークルキューブ / Qwirkle Cubes
メーカー: MindWare (マインドウェア, USA), 発売年: 2009年
作者: Susan McKinley Ross (スーザン・ロス, 代表作: 『クワークル』)
6才~大人, 2~4人用, 所要40分, ルール難度:★☆(1.5)

クワークルキューブ:箱と展開

『クワークルキューブ』は、6色×6種類のシンボルで構成された木製サイコロを振って、シンボルの形や色を合わせて共通の場につなげていき、並んだ共通要素の数で得点を集めるゲームです。

1人ずつ代わりばんこに、あらかじめ振ってある手元の木製サイコロ6個を選んで出し、場のつながりに縦横でシンボルの形か色が合うようにつなげていきます。シンボルには色・形とも6種類ずつの組み合わせがあり、サイコロを直線上に配置できれば何個出しても構いません。

今回つなげたサイコロが関わった並びを数え、その分だけ得点がもらえます。もし今回つなげたサイコロが縦横の並びに関わっていれば、それぞれの分だけ得点が一挙にもらえます。縦方向も横方向も色と形の並びに不整合がないように置かなければならないため、それほどチャンスは多くありませんが、ぜひ狙っていきたいものです。

さらに、もし直線6個の並びを作れたら「クワークル!」と声を上げてボーナスの高得点がもらえます。しかし、そうはさせまいと、ライバルたちは6個並びになりそうなところにあえて「不整合」を生じさせて邪魔をするかもしれません。

…とここまではオリジナルのクワークルとほぼ同じなのですが、異なるのは、手元のサイコロを補充するために袋の中から取ったサイコロ群を、振ってから次の手番に備える点と、常に手の内を公開する点、そして手番の頭に任意の数のサイコロを振り直せる点です。

各サイコロに描かれたシンボルは、色は統一されているものの、6面にそれぞれ別形状が割り振られています。
手番の頭に、場の状況をよく見て「もし振り直してこの色のこの形状が出ればあそこに置けるし、こっちの形状が出たとしてもここに置けば高得点だぞ…」などと考えて、好きなサイコロを選んで振り直すことができるのです。
また、ライバルにおいしい思いをさせないように、他の人がどんなサイコロを持っていて、今どんなシンボルを持っているかを見た上で、振り直したり置いたりするサイコロを決めるのも大切です。

こうしてゲームを続けていき、補充用サイコロが無くなり、誰かの手持ちが尽きたときにゲーム終了。合計得点がいちばん多い人が勝ちです。

サイコロは6色×15個の90個があり、無作為に取り出すための袋が付いています。得点集計は紙とペンなどで行なう前提のため同梱されていません。もしあれば『カルカソンヌ』の得点ボードがお薦めです。

ここがオススメ: オリジナルと同様に、高得点の場所を密かに見出して「クワークル!」と高らかに宣言するのが楽しくて、次はうまくやれそうなのでつい「もう一回!」と言いたくなる面白さはそのままに、サイコロの色さえ合っていれば、振り直しで狙った形状を出せるかもしれないという期待感の楽しさがプラスされたお薦めのゲームです。
自分の番になってからどれを振り直すかを考え始めてしまうと時間が掛かるので、他の人がやっている間に「どれを振り直すか」などの方針を考えておくようにするとテンポよく進められます。

店内でサンプルをご覧いただけます。

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