ゲーム紹介:カンパニーレ / Campanile
札を繋げて塔を高め順位を賭ける
カンパニーレ / Campanile
メーカー: DDD Verlag (デーデーデー, ドイツ), 発売年: 2009年(原版1995年)
作者: Hanno Kuhn (ハノ・クーン) & Wilfried Kuhn (ヴィルフリード・クーン)
10才~大人, 2~5人用, 所要30分, ルール難度:★☆ (1.5)
![]() | ドイツ 1996年 ゲーム大賞 (Spiel des Jahres) 準候補(Auswahlliste) |

『カンパニーレ』は、カードをつなげて5つの塔の高さをにょきにょきと伸ばしていきつつ、決算時に得点が稼げるように、高さがより上位になりそうな塔に賭けチップを置いていくゲームです。

前半と後半の2ラウンドで、決算時、塔(鐘楼, 寺院の梵鐘をつるす建造物 = カンパニーレ)の高さに応じて貰える得点を競うゲームです。
1人ずつ代わりばんこに、手札から選んだ塔パーツのカードを1枚場に出して補充、を繰り返して、全員共通の場にある塔の高さをにょきにょきと伸ばしていきます。
また「この塔は高くなるだろう(またはするつもり)」という塔に見当を付けて、賭けチップを置いていきます。 もし、この賭けチップを置いた塔が、ゲームの中盤と終盤に起こる決算のときにより高い塔になっていれば、大きな得点を得ることができるからです。
しかし、上位になりうる塔には、ライバルももちろんチップを置いてくるでしょう。賭けチップには1~3の影響力があり、この影響力の合計が大きい人しか高得点をもらえないため、ライバル同士でチップ置きの攻防が展開されます。ただし、むやみに賭けられるほどチップの枚数は多くありません。 高さ1位の塔で2番目の報酬に甘んずるならば、2位や3位の塔で1番目の報酬を狙った方が得策かもしれません。
また、カードで塔を伸ばす際にも、重ね方によって1・2・3段階をどのくらい伸ばすのか考える必要があります。自分が高得点を狙う塔であればより大きく伸ばし、そうでもなければ小さく伸ばしたいところですが、ライバルはその思惑を読んだ上で賭けチップを仕掛けてくるかもしれません。
こうしてゲームを続けていき、山札の中盤と終盤の2回の決算を終えたらゲーム終了、最高得点の人が勝ちです。
ここがオススメ: 各自が出した塔カードの種類や伸ばし具合、賭けチップの置き方、どの種類のカードを補充したかなど、さまざまな状況を鑑みて、どの塔を伸ばしてどのタイミングで賭けていくのかの読み合いが悩ましくて楽しい、じっくり考える大人向けの手頃な駆け引きゲームとしてお薦めです。
店内でサンプルをご覧いただけます。
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