ゲーム紹介:西部幽霊鉄道 / Spectral Rails

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西部に彷徨う霊魂達を列車で回収
西部幽霊鉄道 / Spectral Rails
メーカー: Z-man (ズィーマン, カナダ), 発売年: 2011年
作者: Morgan Dontanville (モルガン・ドンタンヴィル)
10才~大人, 3~4人用, 所要75分, ルール難度:★★ (2)

西部幽霊鉄道:箱

『西部幽霊鉄道』は、荒廃した西部の町間に幽霊列車を走らせ、さまよう霊魂たちを乗車させては安息の町へと運んで、その数を競うゲームです。

西部幽霊鉄道:展示用写真

1人ずつ代わりばんこに、自分の色の列車に対して〈その町で霊魂タイル回収〉→〈列車の移動〉→〈町に着いた霊魂を獲得〉を繰り返し、獲得した霊魂タイルの数や種類に応じた得点を競います。
ボード上のそれぞれの霊魂タイルがどの町に行きたがっているか、よく把握して計画を練りましょう。

列車の移動は、通常手札のカードを1枚以上手元に出して、その合計数分だけのマスを進めることで行なっていくのですが、その際に自分の色のスティックで足跡のように残る“霊気雲(れいきぐも)”を利用できるのがこのゲームの特徴です。

西部幽霊鉄道:近影

自分の霊気雲を踏むように進むことはできませんが、ライバルの霊気雲ならば、数カードを出す必要なく、つながっている限り一気に遠くまで進むことができます。
このため、人の霊気雲を利用すること、また自分のを利用されないようにすることがとても大切になります。
また、霊気雲のスティックはすぐにストックから無くなるため、不足したときにボード上のどこから回収するかも重要です。

移動の際に支払うカードは、出せる枚数と合計数に縛りがあるため、むやみにたくさん使うことはできません。また、全員が行動をパスすると、前回までに使ったカードの半分だけが手元に戻ってくるため、タイミングを見計らって「次回のために今回はカードをあまり出さない」という判断も重要になります。

こうしてゲームを続けていき、チェックポイントを3回通過するとラウンド終了、全2ラウンドを終えたらゲームは終わりです。
獲得した霊魂タイルの枚数得点と、霊魂が所属する地域を揃えたボーナスを集計し、最高得点の人が勝ちです。

ここがオススメ: ボード上の霊魂タイルとその降ろし先を睨みつつ、ライバルが残した霊気雲がどうなっているか、またどうなるかを予測して、 計画を練ったり、ライバルの人に阻止されたり、といったやりとりが楽しい、一風変わった仕組みを持つ鉄道ゲームです。

和訳ルール訂正補足付き:輸入代理店による和訳ルールにいくつか誤りがあるため、訂正補足書をお付けしています。

店内でサンプルをご覧いただけます。

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