ゲーム紹介:ギフトトラップ / GiftTRAP
各自の趣向を考えて贈り物を選ぶ
ギフトトラップ
/ GiftTRAP
メーカー: GiftTRAP Enterprise (ギフトトラップエンタープライゼズ, カナダ)
発売年: 2006年, 日本語版発売元: アークライト
作者: Nick Kellet(ニック・ケレット, 代表作:『ギフトトラップ』)
12才~大人, 3~8人用, 所要60分, ルール難度:★☆(1.5)
ドイツ 2009年
ゲーム大賞 (Spiel des Jahres)
パーティゲーム特別賞 (Sonderpreis Partyspiel) 受賞

『ギフトトラップ』は、人数分だけランダムに選ばれたプレゼント候補を、それぞれ、誰にあげたら喜ぶか、貰ったらどのくらい嬉しいかの波長を合わせて得点を競うゲームです。

毎ラウンド、ボード上にカードに描かれたプレゼント候補が並びます。

安価なものから、

高級品や夢のようなものまで、価格帯で分けられた620種類のプレゼント候補があります。
ラウンドスタート!の合図とともに、各自、他の人たちに、個別に何をプレゼントしたら喜んでもらえるかをよく考え、「これはこの人に、これはこの人に、…」という具合に、プレゼント番号を隠したまま渡していきます。
全員が全員にプレゼントを贈りおわったら、今度は各自、プレゼント候補に対して「もし自分だったら、これはこのくらい欲しい」と評価点をつけていきます。
さあ、答え合わせをしましょう。
もらったプレゼント番号と自分の評価が一致すれば、評価の分だけお互いの得点コマを進めることができます。
しかし、波長を合わせられずに一致できなかった場合には、お互いの得点コマが後退してしまいます。さらに、もし「絶対に要らない」とマイナス評価を付けたものと一致してしまったら最悪です。2人とも大きく下がらなければなりません。
こうして得点集計をし、また次のラウンドとして新たなプレゼント候補が並んで…と繰り返していき、得点コマが進んで「贈り上手」「もらい上手」のゴールに達したら、その人が優勝です。
ここがオススメ:
お互いの趣向をそれなりによく解っていると思い込んでいるだけに、「さすが、よくわかってる!」「えーっ! それが欲しいんじゃないの? なんで?」と盛り上がること必至です。
ゲーム内容は異なりますが、名作『ディクシット』のように人の心を題材にした、超おすすめのゲームです。
620種類のプレゼント候補が、老若男女、より異なる趣向の人で一緒に遊ぶと真価を発揮するよう、とてもバラエティに富んでいるところが素晴らしいです。
とても可愛らしい、各自の色ごとのラッピング風の袋もおしゃれです。
日本語版の注意
日本語版パッケージによって、プレゼント候補が日本語表記になり、たいへん遊びやすくなりました。また、あまり日本では身近でないものは、「ちょうちん」「将棋/囲碁のプロと一局」など、丁寧に置き換わっています。
ただ、ルール説明にゲームが終わらなくなってしまう間違いがありましたので、補足用紙をお付けしています。
店内でサンプルをご覧いただけます。
- 関連記事
-
- ゲーム紹介:バーゲンハンター (2010/12/07)
- ゲーム紹介:藪の中 (2010/12/04)
- ゲーム紹介:ギフトトラップ / GiftTRAP (2010/11/30)
- ゲーム紹介:ビーンストーク (2010/11/30)
- ゲーム紹介:ドミニオン拡張:繁栄 / Dominion: Prosperity (2010/11/29)