ゲーム紹介:ザヴァンドールの鉱山
宝石採掘と交渉で能力の獲得育成
ザヴァンドールの鉱山 / Die Minen von Zavandor
メーカー: Lookout Games(ルックアウト・ゲームズ, ドイツ), 発売年: 2010年
作者: Alexander Pfister (アレクサンダー・フィスター)
10才~大人, 2~4人用, 所要60分, ルール難度:★★(1)

『ザヴァンドールの鉱山』は、各自ドワーフ族として鉱山で採掘した宝石を元手に、種類ごとの交換や交渉を行なうことで、さらなる採掘能力や金貨(得点)を競り落とす力を得ていく、じっくり型のゲームです。


ザヴァンドールのドワーフ王グリムボーンが、なかなか決まらない後継者選びのための鉱山レースを行ないます。
全11~13ラウンドのうちに、宝石をたくさん、効率よく集めて、より多くの金貨を手に入れましょう。
毎ラウンド、競りの機会がやってきます。4つだけ陳列された、採掘効率を上げるアイテムや種族、直接得点となるお金などが競りの対象となります。
競り落とすためには、4つの陳列された場所に応じた種類の宝石(青・緑・白・赤)を、せーの!で同時にライバルたちよりも多く提示しなければなりません。
競りで勝てるよう、ぜひともいろんな種類の宝石をたくさん集めたいところですが、最初に採掘できるのはほんの少しだけ。宝石の採掘は、山札から引くことで行ないますが、簡単な鉱山(山札)からは、あまり良い宝石が出てきません。
そこで重要なのが、交換/交渉と、競りで手に入るアイテムや種族、そして育成(レベルアップ)です。
交換/交渉によって、不必要な宝石種を、捨て札と交換したり、ライバルと交渉して交換したりします。
競りで手に入るアイテムや種族は、より良い鉱山で採掘できるようになったり、宝石の種類を変えられたり、ボーナス得点を伴ったりと、強力な効能を持っています。今ある品物、また、後々に公開される品物を鑑みて、宝石を準備しておきましょう。
しかし、強力なアイテムや種族も、必要なコスト(宝石やお金)を掛けて育成(レベルアップ)を行なわないと、それらの力を発揮したり、伸ばしたりすることはできません。競りでどのくらい宝石を使うのか/残すのか、育成のことも考えておかなければなりません。
こうして、宝石採掘→交換/交渉→競り→育成→…、とゲームを続けていき、全11~13ラウンドを終えたらゲーム終了。金貨やアイテムなどのボーナス得点を数えて、もっとも高得点の人が勝ちです。
ここがオススメ: さまざまなアイテムを獲得して育てることで生産効率が上がってどんどん儲かるのが楽しくて、得点を効率よく得るためにどの方向性で行くのか、先々を見通す計画性が大事な、じっくり遊ぶタイプのお薦めゲームです。
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