ゲーム紹介:ミツバチ物語

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花蜜を集め各区域の蜂蜜を増やす
ミツバチ物語 / Hornet
メーカー: lautapelit.fi (ラウタペリ, フィンランド), 発売年: 2010年
作者: Jani Moliis (ヤニ・モリイス) & Tero Moliis (テロ・モリイス)
10才~大人, 2~5人用, 所要40分, ルール難度:★★(2)

ミツバチ物語:箱

『ミツバチ物語』は、自分のハチをカードで操り、花畑の花蜜(かみつ)を集めては、勝利条件となる巣を獲得するためにハチミツを作って捧げていくゲームです。

ミツバチ物語:展示用写真

規定の何ラウンドかを行ない、ゲームエリア(花畑)にある巣を先3つ獲得することを目指します。

ミツバチ物語:ラウンドの進み方

ラウンドは、準備ラウンド→巣の評価ラウンド→また準備ラウンド→…、という風に進んでいきます。巣の評価ラウンドになると、マスで示されたアルファベットの巣が評価され、そこにもっとも多くのハチミツを作って捧げた人が、その巣を獲得したことになります。


ミツバチ物語:蜂の巣

このように、ラウンドの進み具合をよく考えて、これから評価されるであろう巣に、誰が、どのくらいハチミツを作ることができるのか、よく考えて準備しておかなければなりません。


準備ラウンドでは、各自「自分はこれをやりたい」という行動カードを、大きく分けて3種類、「移動」「花蜜拾い」「ハチミツ作り」の6枚から、1枚選んで同時に公開します。
行動の順番に沿って、「移動」では、自分のハチ2匹のどちらをタイルからタイルへと移動させ、「花蜜拾い」では、毎ラウンド蓄積されていく花蜜コマを、自分のハチがいる場所で拾い集め、「ハチミツ作り」では、自分のハチがいる巣の場所で、花蜜を使って、ハチミツを作ったり、人のハチミツを自分のものに作り替えたりします。

一方、行動カードには、それぞれ“強気の効能”と“弱気の効能”があり、「誰かと被るかも…」と怯えて弱気の効能でいくのか、それとも「誰も出してこないはず!」と強気の効能でいくのか、頭を悩ませます。

こうして、ラウンドが進んで次々に巣が評価されていき、先に巣を3つ獲得するか、評価されたときのハチミツ量が一定量に達したら、その人の勝ちでゲーム終了となります。

ここがオススメ: 比較的シンプルにまとまっていながら、名作『エルグランデ』のような区域ごとの多数コマ争いを、『魔法にかかったみたい』のような「カードを被らないようにする読み合い」で楽しめる、じっくり派向けのお手軽なお薦めゲームです。
タイトルと絵柄で「簡単そう」と騙されてはいけません。これ、けっこういいですよ。
『あやつり人形』などの作者、ブルーノ・フェイドゥッティ氏が、自身のウェブサイトで5つ星中の4つ星という高評価(エルグランデと同点)を付けています

店内でサンプルをご覧いただけます。

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投稿者:すごろくや

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