ゲーム紹介:電力会社 拡張セット
2つの異なる電力網が楽しめる
電力会社:差替ボード フランス/イタリア
/ Power Grid: France/Italy
メーカー: 2F Spiele(ツーエフ・シュピーレ, ドイツ), 発売年: 2005年
作者: Friedemann Friese (フリーデマン・フリーゼ, 代表作:『電力会社』, 『ファウナ』)
12才~大人, 2~6人用, 所要120分

【フランス】
現在、フランスは原子力発電に注力しています。 これはゲームにおいて、ウランの潤沢な供給と、原子力発電所の登場の早さという形で反映されています。首都パリはこの国最大の大都会です。パリは「3つの」都市として表現されています。これは発電所のオーナーの興味をひく目的地となると思いますが、あまりパリに注力しすぎると、無謀なプレイヤーの破滅の原因にもなりかねません。
【イタリア】
イタリアでは、燃料がよそより限られています。石炭も石油もすぐに不足し高価になります。地形の都合により国の一部地域への接続費が高くつくことと合わせて、資金がショートすることも度々です。
差替も混在もできる新たな発電所
電力会社:追加カード 新発電所
メーカー: 2F Spiele(ツーエフ・シュピーレ, ドイツ), 発売年: 2005年
作者: Friedemann Friese (フリーデマン・フリーゼ, 代表作:『電力会社』, 『ファウナ』)
12才~大人, 2~6人用, 所要120分

全く新しい発電所は、基本セットのカードと混ぜて使うことも、これだけを使うこともでき、ゲームのバリエーションを増やします。
2つの異なる電力網が楽しめる
電力会社:差替ボード 中央ヨーロッパ/ベネルクス
/ Power Grid: Benelux/Central Europe
メーカー: 2F Spiele(ツーエフ・シュピーレ, ドイツ), 発売年: 2006年
作者: Friedemann Friese (フリーデマン・フリーゼ, 代表作:『電力会社』, 『ファウナ』)
12才~大人, 2~6人用, 所要120分

【中央ヨーロッパ】
ポーランドから供給される豊富な石炭のため、石炭の補充量は元のゲームより多くなっており、このため石炭発電所の運用費が安くなります。政治的な立場の問題から、ポーランドもオーストリアも原子力発電所を建設していません。従って、他の3カ国いずれかの都市すくなくとも1つに家を建てていないと、プレイヤーは原発を購入できません(競り値をつけることもできません)。ウィーンは電力のすべてをゴミの焼却によって得ている事から(他国から金を受け取って引き取ったゴミも少なくありません)、特別なステータスを得ています。これにより、電力網にウィーンを組み込んでいるプレイヤーは、ゴミを1エレクトロ安く購入できます。これらのルール変更は、プレイヤーに新たな戦略や戦術をもたらすでしょう。
【ベネルクス】
ベネルクス各国はエコ発電の強力な推進者なので、一定の状況のもとでは追加のエコ発電所が現在のマーケットに現れます。中央ヨーロッパと比較すると、ベネルクスは石油は豊富ですが、石炭が不足しています。 互いの距離が近い(そのため接続費も安い)ので、プレイヤーは電力網をより早く構築でき、結果としてゲーム時間が短くなります。 また、毎ラウンド、最小の発電所を取り除いていくので、第3段階への移行も早くなります。
2つの異なる電力網が楽しめる
電力会社:差替ボード 中国/朝鮮
/ Power Grid: China/Korea
メーカー: 2F Spiele(ツーエフ・シュピーレ, ドイツ), 発売年: 2008年
作者: Friedemann Friese (フリーデマン・フリーゼ, 代表作:『電力会社』, 『ファウナ』)
12才~大人, 2~6人用, 所要120分

【朝鮮】
朝鮮は南北に分断されているため、他のマップの国々とは政治的状況が全く異なります。プレイヤーがまず挑戦するのは起伏に富んだ地形で、これによって建設の費用がかさみます。加えて、政治的分断により、プレイヤーは燃料を分断された市場から調達しないといけません。
【中国】
中国の経済構造は計画経済です。中国ルールでは、驚きというものはありません。第1・第2段階において、発電所マーケットには発電所が数字の小さい順に登場します。加えて燃料補充表は、ゲームが進むにつれて補充が追いつかなくなりやすいように設計されています。従って、プレイヤーは資源計画を慎重に練る必要があり、そうでないと停電を起こして収入減を招いてしまいます。
2つの異なる電力網が楽しめる
電力会社:差替ボード ブラジル/スペイン&ポルトガル
/ Power Grid: Brazil/Spain & Portugal
メーカー: 2F Spiele(ツーエフ・シュピーレ, ドイツ), 発売年: 2009年
作者: Friedemann Friese (フリーデマン・フリーゼ, 代表作:『電力会社』, 『ファウナ』)
12才~大人, 2~6人用, 所要120分

【ブラジル】
ブラジルでは、供給側が電力の生産に使う燃料としてバイオガスを好んでいます。ということで、ブラジル・マップで遊ぶ際は、ゴミ発電所をバイオガス火力発電所とみなし、ゴミ燃料をバイオガスタンクとして扱ってください。不足する資源を求めての争いは激しいものとなり、ゲーム中ずっとプレイヤーの目をそこに釘付けにすることでしょう。
【スペイン&ポルトガル】
スペインとポルトガルでは、電力供給は正反対の2方向に発展しています。ウランは他のマップよりもずっと重要になりますが、ゲーム開始時点からそうというわけではありません。第1段階の間は燃料マーケットに新たなウランは登場せず、代わりに第2段階になると急速に供給がなされていきます。一方、時を同じくして、3つの巨大な風力発電所もマーケットに登場します。
両勢力の激突が見物です!
2つの異なる電力網が楽しめる
電力会社:差替ボード 日本/ロシア
/ Power Grid: Russia & Japan
メーカー: 2F Spiele(ツーエフ・シュピーレ, ドイツ), 発売年: 2010年
作者: Friedemann Friese (フリーデマン・フリーゼ, 代表作:『電力会社』, 『ファウナ』など多数)
12才~大人, 2~6人用, 所要120分

【ロシア】
ロシア地図版ゲームでは、発電所市場の規模を縮小されるほか、時代遅れの発電所を市場から取り除くためのルールが一部変更されます。そしてトップを走っているプレイヤーは、戦略の変更を求められるでしょう。
【日本】
日本地図版ゲームでは、日本の密集した地理的環境を再現するため、各プレイヤーは、2つの都市から、それぞれ別の(分離した)2つの電力網を建設することができます。そして最初の電力網は、決められたいくつかの都市の中から建設し始めなけばなりません。これにより、よりシビアな戦いが繰り広げられることでしょう。
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