ゲーム紹介:ウントチュース / ... und Tschüss!
2番を避けた数札をせーので出す
ウントチュース(日本語版)
/ ... und Tschüss!
メーカー: テンデイズゲームズ (日本), 発売年: 2013年(原版 ドイツ1997年)
作者: Martin Wallace (マーティン・ワレス, 代表作:『蒸気の時代』『ルーンバウンド』など)
10才~大人, 4~6人用, 所要30分, ルール難度:★☆(1.5)

『ウントチュース』は、数値カードを1枚ずつ手札からいっせいに出して合計を重ねていき、その都度、その合計数に応じて場の得点カードを獲得していくゲームです。
1997年にリリースされたドイツの名作カードゲームが、日本国内向けのオリジナル仕様で復刻されたものです。

数値カードを、なるべくプラス得点が増えるように集めていくゲームです。
毎回、場に、遊ぶ人数分より1枚だけ少ない得点カードが並びます。この得点カードを、手札のカードをうまく繰り出すことで、1人1枚、数の小さなカードから獲得していくのですが、1枚足りないので、誰か1人だけは取れないことになります。
まずは、各自、手札から数値カードを1枚選んで、せーの!で公開します。もっとも低い数を出した人が、場の1枚目、得点が小さい方から獲得します。
獲得できなかった残りの人たちは、また同じようにせーの!でいっせいにカードを出します。今度は、さっき出した数値カードの数と足した数が評価されます。やはり合計が低い人が、場の、得点が小さいカードを獲得します。
こうして、場のカードが残り1枚になるまで、「合計が少ない」人から順番に獲得していきます。
しかし、残り1枚になったとき、つまり残り2人だけになったとき、ルールが少し変わります。この、いちばん得点が大きい最後の1枚の勝負だけは「合計が多い」人が獲得するのです。
これまで、この最後の1枚を取ろうと躍起になって大きな数のカードを出してきた2人にとっては辛い戦いになることでしょう。がんばった挙句に、もしかしたら得点カードが貰えないかもしれないのです。
一方、この最後の1枚の勝負までにさっさと小得点を獲得した人たちにとっては、その2人は「無駄な争いをしちゃって」というようにも映ることでしょう。
こうして、場の最後の1枚が獲得されたら、再び人数-1分の枚数の得点を並べ…、という風にゲームを続けていき、ゲームが終わったときに、もっとも得点を多く集めた人が勝ちです。
ここがオススメ: 場の得点カードのおいしい所や、ライバルの狙いを察知して勝負のしどころを探っていきつつも、誰かと狙いが被ってしまって最後の1枚決戦をするはめになる、など、ドラマチックな盛り上がりが楽しい、友人同士で遊ぶのにお勧めのゲームです。
店内でサンプルをご覧いただけます。
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