ゲーム紹介:マスター・ビルダー

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建物の模型を作り中世の町を彩る
マスター・ビルダー / Master Builder
メーカー: Valley Games(バレー・ゲームズ, カナダ), 発売年: 2008年
作者: Wolfgang Kramer (ヴォルフガング・クラマー, 代表作:『ニムト』『エルグランデ』など多数) & Hartmut Witt (ハルトムット・ヴィット, 代表作:『連合政権』)
10才~大人, 2~4人用, 所要60分, ルール難度:★★(2)

マスター・ビルダー:箱

『マスター・ビルダー』は、中世の偉大な建築家となって、建築の権利を競ったり、必要な職人たちを効率良く雇ったりすることで、実際に建物の模型を完成させ、お金をより多く稼ぐゲームです。

マスター・ビルダー:展示用写真

城壁、塔、城門、家屋、公会堂といった、中世の町を彩る建物を作ります。
建物を作るには、まず、建物の権利書を入手しなければなりません。場に何枚か提示された権利書の、必要な職人や報酬をよく吟味した上で、入札を行なって獲得します。

マスター・ビルダー:部品と職人の関係

権利書と共に、必要な部品を受け取ります。
この部品を実際に組み立てて完成を目指すのですが、組み立てるには、それぞれの部品に示された種類の職人が必要です。


しかし、これらの職人は、あらかじめ雇っておかなければなりません。つまり、権利書を入手する前に、入手する予定の権利書に示された職人の種類と、賃金の支払いを考えて、計画的に雇っておかなければならないのです。

もし、計画がうまくいって建物が完成すれば、権利書に記された莫大なお金が貰えます。 各自のお金が増えれば、より多くの職人を雇えたり、権利書の入札額が高騰していったりすることでしょう。

ただし、そう簡単には計画通りにいかないのが、イベントカードの存在です。毎回、建物を組み立てる直前に、イベントカードによる事件(ほとんどは悪いこと)が発生します。
「“短気”の属性が付いた職人がいる現場は、喧嘩により職人2人が辞表を出した」「“意思薄弱”の属性が付いた職人は、今回二日酔いで使えない」「盗賊の発生により、建築中の建物に見張りとして職人を1人ずつ付けなければならない」「支払いの遅延により、このラウンドで完成しても報酬がない」などなど、「それは困る!」というものばかりです。

こうして、雇用/解雇→権利書の入札→事件発生→建築→報酬/支払い、の流れを繰り返してゲームを続けていき、最終的にもっともお金を持っている人が勝者となります。

ここがオススメ: 部品を組み立てて建物の模型を作る楽しみと、建物の権利書の報酬額を睨んだ入札や、必要な職人の賃金・属性を考えた雇用などのじっくり遊ぶ要素、そして喜怒哀楽を生むイベントカードなど、さまざまな要素が入った、家族や友人同士でじっくりと楽しく遊べるゲームです。

店内でサンプルをご覧いただけます。

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投稿者:すごろくや

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