ゲーム紹介:ルプスブルク
少人数で遊べる狼と村人の殺戮劇
ルプスブルク / Lupusburg
メーカー: dV Giochi(ディヴィ・ジオチ, イタリア), 発売年: 2008年
作者: Domenico Di Giorgio (ドメニコ・ディ・ジョルジオ, 代表作: 『タブラの狼』)
8才~大人, 4~8人用, 所要20分, ルール難度:★★(2)

『ルプスブルク』は、1人で2人分の正体秘密キャラクターを担当し、各自の指令に応じて高得点を狙うべく、誰が狼男かを探ったり、邪魔な存在を消していったりするゲームです。
『タブラの狼』に代表されるような狼ゲームを、進行役も兼任しつつ、少人数で遊べるように少し複雑にしたものです。

各自、村人である2人のキャラクターを担当します。誰か1人は、毎晩1人ずつ犠牲者を出す恐ろしい“狼男”。そして誰か1人は、キャラクターの正体を探りやすい“泥棒”です。
ゲームの目的は、狼男ならば生き残って1人勝ちする、そうでなければ、狼男を吊るし上げた上で高得点を取ることです。
得点は、生き残りの状況や、狼男の正体に対する賭けなどで得られます。
ゲームは、全員が目を閉じる「夜」と、話し合いや狼男の吊るし上げを行なう「昼」を交互に繰り返していきます。
代わりばんこに、進行役である“市長”を兼任します。「目を閉じましょう」「泥棒だけ起きて一軒だけ探りなさい」「狼だけ起きて犠牲者を指タイルで示しなさい」などと、目を閉じたままゲームの進行を行ないます。
市長の指示で全員が目を開けたとき、キャラクターの1人が指を指されて、狼男の犠牲になっているはずです。
この「昼」では、誰が狼男なのか、誰が何を狙っているのか、市長の特権で探りを入れたり、得点を賭けたり、全員の話し合いで推理をしたりしていきます。
話し合いが終わったら、狼男を撃退すべく、吊るし上げの投票を行ない、また1人キャラクターが消えていきます。
こうしてゲームを続けていき、狼男だけの生き残り勝ちを達成するか、狼男が吊るし上げられたときに最高得点を獲得した人が勝者となります。
ここがオススメ: 進行役の存在とバランス上、どうしても9人以上必要だった狼ゲームが、2人分を扱ったり進行役を兼任したりすることで少人数でも遊べるようになり、得点を競うことによる戦略性と心理戦と両方楽しめる、じっくり派の短時間ゲームとしてお薦めのタイトルです。
店内でサンプルをご覧いただけます。
![[ボタン:これを取り扱いリストで確認/購入]](https://blog-imgs-42.fc2.com/s/g/r/sgrk/button-refer-name.gif)