ゲーム紹介:スペースアラート / Space Alert

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協力し音声に応じて行動を仕込む
スペースアラート / Space Alert
メーカー: Czech Games(チェコゲームズ, チェコ共和国), 発売年: 2008年
作者: Vlaada(Vladimìr) Chvátil(ヴラアーダ(ヴラドミル)・フヴァティル, 代表作: 『ギャラクシートラッカー』など)
12才~大人, 1~5人用, 所要30分, ルール難度:★★☆(2.5)

ドイツ 2009年
ゲーム大賞(Spiel des Jahres)
“新機軸ゲーム”特別賞 (Sonderpreis Neue Spielwelten)

スペースアラート(日本語版):箱

『スペースアラート』は、CD音源が指示する時間進行に従って、参加者全員が協力し、宇宙探査艦の内外で起こる様々な試練に対処して生き残りを図るゲームです。

スペースアラート:展示用写真

全員、宇宙探査艦の乗員となり、銀河系の危険なセクターを調査しています。
もっとも基本的な要素で遊ぶテスト航行から始めて、さまざまなシナリオに挑戦します。

宇宙艦内は自由に行き来できる6つの区域に分かれており、各自のコマがそれらの区域に行くことで、迫り来る敵エイリアン船への攻撃やバリアでの防御、エネルギーの供給などができるようになります。
しかし、手札のカード内容によって、移動や攻撃などの行動可能なアクションに制限があります。全員の手札内容を相談し合いながら、いつ誰がどこで何をするべきなのかを決めていきましょう。

各シナリオでのゲームは、10分程度のリアルタイム音声によって進行します。敵機襲来の情報や、新たな行動選択の入手などに対応しながら、急いで各自最適な行動カードを〈時系列に仕込んで〉いきます。実は、リアルタイムで進行するのは、この〈仕込みの準備〉の段階の話で、実際に敵機や各自が行動するのは、その〈仕込み〉が終わってからなのです。

実際の行動では、準備段階で入手していた情報どおりに敵機が襲来しながら、各自が仕込んだカードが1枚ずつめくられて、行動の解決を行なっていきます。相談したときの予想どおりに事が運べばいいですが、大抵は、敵機の性能を把握しきれていなかったり、エネルギーの消費と供給連携にミスが発生したりして、致命的な被害を受けてしまうことでしょう。

こうして、行動の解決を一通り行なったときに、被害が一定値以下に抑えられていれば、全員のミッションは成功と見なされます。

日本語を含む多言語用MP3音源が入ったCD(コンパクトディスク)が同梱しており、MP3対応のCDプレイヤーかPCがあれば再生できます。 また、インターネットで音声提供サイトにアクセスすれば、iPhone/iPadやスマートフォンなどでも再生できます。 もし再生環境がないときでも、タイマーなどの時間を図る器具があれば遊べるようになっています。

ここがオススメ: 臨場感たっぷりの音声案内にそって、誰がどうするのがいいのかを素早く・的確に決めていく緊張感と、実際に行動を解決していくときの予想外のハプニングによる盛り上がりが楽しい、ごく短時間で広域に渡って緻密に考えられる大人向けとしておすすめのゲームです。
同じ作者さんの『ギャラクシートラッカー』とイラストや世界観を共有しており、あの船内で起こっている事がゲームになっている、と捉えるとイメージも膨らみやすいかもしれません。

店内でサンプルをご覧いただけます。

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投稿者:すごろくや

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