ゲーム紹介:チャオチャオ / Ciao, Ciao...

2 Comments
すごろくや

出目を自己申告するウソ付き双六
チャオチャオ / Ciao, Ciao...
メーカー: Drei Hasen (ドライハーゼン, ドイツ), 発行年: 2013年 (原版1997年)
国内版発売元: メビウスゲームズ, 国内版発行年: 2013年
作者: Alex Randolph (アレックス・ランドルフ, 代表作:『ハゲタカのえじき』『ガイスター』など多数)
8才~大人, 2~4人用, 所要30分, ルール難度:★☆ (1.5)

チャオチャオ(2013年版 日本語版):箱

『チャオチャオ』は、筒の中で振られたサイコロの結果を自分だけが見て、出目の自己申告によってその歩数分自分のコマで橋コースを進みながら、都合が悪いときにウソを織り交ぜてやり過ごしたり、人のウソを見破って橋から落としたりするゲームです。

チャオチャオ(2013年版 日本語版):展示用写真

1人ずつ代わりばんこに、筒の中でサイコロを振ってその結果を自分だけ確認し、出た目を他の人たちに伝えます。出目が1・2・3・4のどれかならそのまま自分のコマを進められますが、×印だと食虫植物の穴に落ちなければなりません。「あー、2でした」などとウソをついてコマを進めましょう。

ところが、他の人に怪しまれると「ウソだ!」と告発されてしまいます。
告発した人と、された人。真実を確かめ、間違っていた人のコマが、穴に落とされてしまいます。チャオ(さようなら)…。 自分のコマが穴に落ちたら、手持ちの新しいコマで橋のたもとからやりなおしです。

こうしてゲームを続けていき、先に誰かのコマ3つが橋を渡りきったらゲーム終了。渡った時の得点合計が一番高い人が勝ちです。

ここがオススメ: ブラフ(自信ありげなウソ)系ゲームの名作です。それは明らかにウソだろう、という状況になったときに、誰が告発するかの押し付け合いが盛り上がります。 あと少しで橋を渡れそうな人ほど、ここまで来て落とされたくないと考えるために、告発しづらくなってしまうのです。それを逆手に取ってあえて強気のウソを通したり、ウソっぽい演出で本当のことを言って告発を誘ったりするなど、いろいろな作戦が考えられるでしょう。
手軽に心理戦が楽しめる大人向けとしてかなりおすすめのゲームです。

店内でサンプルをご覧いただけます。

[ボタン:これを取り扱いリストで確認/購入]
関連記事
すごろくや
投稿者:すごろくや

コメント 2

まだコメントはありません。
sy  
ルールの確認

購入して遊んでいるのですが、勝敗について
①先に3人をゴールした人
②2人ゴールしている人の中で合計点が高い人

のいずれかと認識しています。
稀なケースだと思いますが、全員が1人しかゴールできないケースもあると思います。
その場合は引き分けになるのでしょうか。

2021/07/26 (Mon) 12:43 | EDIT | REPLY |   
すごろくやスタッフ  
>syさま

回答します。
英語版説明書には、下記のように記載されております。

まず、勝敗について、
①先に3つのコマをゴールしたプレーヤー
がただちに勝ちます。
①の条件を満たすプレーヤーがおらず、橋の下に落とす、橋を渡りきるなどしてすべてのプレーヤーのコマがなくなった場合、
②橋を渡りきったコマの着順(1着=1点、...8着=8点)の合計点が最も高いプレーヤー
が勝ちです。
つまり、②の場合、1個のコマしかゴールできなかったプレーヤーでも、着順の点の合計が2個のコマをゴールさせたプレーヤーのそれを上回った場合、勝ちとなります。

2021/07/27 (Tue) 13:09 | EDIT | REPLY |   

コメントの記入