ゲーム紹介:砂漠を越えて
ラクダの列を延ばして水源を囲う
砂漠を越えて(日本語版)
/ Through the Desert (Durch die Wüste)
メーカー: Fantasy Flight(ファンタジー・フライト, USA), 発売年: 2010年(原版は1998年)
日本語版制作配給: Hobby Japan(ホビージャパン,日本)
作者: Reiner Knizia (ライナー・クニツィア, 代表作: ケルト, モダンアートなど多数)
10才~大人, 2~5人用, 所要45分, ルール難度:★★
ドイツ 1998年
ゲーム大賞(Spiel des Jahres)
候補(Auswahlliste)

『砂漠を越えて』は、砂漠の盤面上にラクダのコマをつなげて、得点要素を囲い込むゲームです。


得点要素となる水源チップやオアシス(ヤシの木)が配置された砂漠がゲームの舞台です。
各自、順番にラクダのコマをつなげながら、得点要素をより多く獲得していくことを目指します。
まず、赤や青など、(ラクダの色とは無関係な)ハッキリとした色が 各自の色として割り当てられ、各自、その色の隊長5人分を担当します。 それらの隊長を、淡い5色のラクダ駒1個ずつに振り分けて乗せ、ラクダをつなげる起点として任意のマスに置いたらゲーム開始です。
順番に、自分の隊長色とラクダ色に合うコマを、ストックから2個取ってつなげ、同色のラクダ部隊を拡大していきます。
得点要素には以下のようなものがあり、これを狙って縄張り争いを行ないます。
- ラクダを置くと水源チップを取れる
- オアシスの隣にラクダを置くと高得点
- 囲い込むと、水源チップを獲得&空きマス分だけ得点(壁を利用してもOK)
- ゲーム終了時、ラクダ色ごとの最多使用部隊に高得点
こうしてゲームを続けていき、何かの色のラクダコマが無くなったらゲーム終了。ボーナスを清算し、最多得点の人が勝ちです。
ここがオススメ:
把握しきれないほどの状況判断材料と、隠されている情報がいっさい無い、という状況下で、各自の思惑を計りつつ縄張り争いを行なうのが楽しい、「多人数囲碁」といった趣(おもむき)を持つお薦めのゲームです。
店内でサンプルをご覧いただけます。
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