ゲーム紹介:ロールスルー・ジ・エイジズ / Roll Through the Ages
サイコロで物資を集めて文明発展
ロールスルー・ジ・エイジズ
/ Roll Through the Ages
メーカー: Gryphon Games(グリフォンゲームズ, USA), 発売年: 2009年
国内版発売元:New Games Order(ニュー・ゲームズ・オーダー)
作者: Matt Leacock(マット・リーコック, 代表作:『パンデミック』)
8才~大人, 1~4人用, 所要45分, ルール難度:★★ (2)
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ドイツ 2010年 ゲーム大賞 (Spiel des Jahres) 最終候補 (Nominiert) |
『ロールスルー・ジ・エイジズ』は、振ったサイコロ目の選択で物資や人員を集めていき、自国の文明をより強固に発展させるゲームです。
青銅時代を舞台に、自国の文明を発展させていきましょう。各自、自国の資源獲得状況を表す木製ボードと、発展状況をペンで書き込んで表す専用用紙を準備します。この専用用紙に書き込まれた自国の発展状況を競うゲームです。
順番に手番を行なっていきます。まずはサイコロ3個を振ります。壺(物資)や小麦、人員など、欲しい印のサイコロは残し、要らないものは振り直すチャンスが2回まで与えられ、印を確定します。
物資の印の分だけ木製ボード上のペグを動かして物資を獲得したり、小麦の印の分だけ食料を獲得したりします。
物資を集めれば、勝利点や、「農業」「採石技術」といった有利な特典が得られる様々な「進歩」を行なうことができるようになります。また、食料を確保しておかないと、飢えによって大きな減点を被ってしまうかもしれません。
人員の印を費すことで、勝利点の元になるモニュメントを建築したり、振れるサイコロの数そのものを増やせたりするようになります。振れるサイコロの数が増えるのはもちろん有利ですが、その分だけ食いぶちを確保しなけばなりません。
一方、サイコロの印としてドクロ印が2個以上決まると、自他に減点を与える「災い」が発生してしまいます。災いを避ける意味でも、「進歩」によって影響を受けないようすることも必要でしょう。
こうしてゲームを続けていき、規定数のモニュメントを完成させるか、誰かが一定数の進歩を達成したらゲーム終了。発展状況の総合得点がもっとも高い人が勝ちです。
ここがオススメ:
進歩による特典コンビネーションなどを考えつつ、あれもやりたい、これもやりたい、とやりたい事は常にたくさんありながらも、方向性を定めて発展させるべくサイコロを選ぶのが悩ましくも楽しい、実はかなりおすすめのゲームです。
発展要素のコンビネーションに深みがありつつ、意外に短時間で終わるため、ついもう一度、と繰り返し遊びたくなることでしょう。焼印で記されたサイコロや、豪華な木製ボードも雰囲気を引き立ててくれます。
拡張版「後期青銅器時代」ルール付 新たな「船」が登場したり、他プレイヤーとの交易を可能としたり、進歩内容が5割増しされたりする拡張ルール「後期青銅器時代」の説明書と専用スコアシートをお付けしています。
店内でサンプルをご覧いただけます。
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