ゲーム紹介:お邪魔者 / Saboteur
役割を隠し、金塊狙って穴を掘る
お邪魔者(日本語版)
/ Saboteur
メーカー: AMIGO(アミーゴ, ドイツ), 発売年: 2015年(初版2004年)
国内版発売元: メビウスゲームズ, 国内版制作: すごろくや, 国内版発行年: 2015年(改訂版)
作者: Frederic Moyersoen(フレデリック・モヤーアセン, 代表作: お邪魔者)
8才~大人, 6~10人用(3~5人でも一応可), 所要30分, ルール難度:★★ (2)
2015年版(日本語版)
『お邪魔者』は、カードをつなげて穴を掘り進みながら、秘密裏に与えられた役割が「金鉱掘り」側なら金塊に達することを、「お邪魔者」側ならそれを阻止することを目指して、ご褒美の金塊の数を競うゲームです。

スタート地点からカードを置いて道をつなげていき、遠くにある金塊を掘り当てることを目指します。

しかし、各自に事前に役割カードが配られており、金塊到達を阻止するのが目的の「お邪魔者」が2~3人混ざっていますので、邪魔されないように、誰が味方で誰か敵かを見極めていく必要があります。

お邪魔者は、行き止まりカードなどで道を封じていくでしょう。怪しいそぶりを見せた人には禁止カードを与えて、行動を抑制しておきましょう。しかし、誰かが「その人は大丈夫だよ」と救済行動を取るかもしれません。徐々にお邪魔者たちがその本性を現しはじめます。

うまくお邪魔者を抑えて金塊カードに到達できたら、まじめな金鉱掘りチームの勝利です。
逆に、山札や手札を使い切ってもなお金塊カードに辿り着けない場合には、お邪魔者チームの勝利です。

勝利したチーム内で、得点となる金塊カードを分配しましょう。
こうしてまた最初からゲームを行ない、…と続けていき、3回行なったらゲーム終了、もっとも金塊を集めた人が優勝です。
ここがオススメ:
誰がどの役割か判らない中で、疑心暗鬼に駆られながらも、自分の目標に向けて穴掘りや攻撃、救済を行なっていくサスペンス感が楽しい、超お勧めのゲームです。カード構成が絶妙で、常に金塊周辺でドラマティックな展開を味わえます。祈りにも似た味方へのアシストが成功した時の嬉しさは格別です。
10~15分と、1回のゲーム時間が短いので、「(悪役:お邪魔者役をやりたいから)もう1回やろう!」とついつい繰り返し遊びたくなってしまいます。
店内でサンプルをご覧いただけます。
日本語版の特徴: お世話になっているメビウスゲームズさんとの共同企画で、日本語版の箱とルール説明書を制作させていただきました。カード内容はもちろんこれまでのドイツ語版とまったく同じなのですが、説明書にひと工夫を添え、これまで質問が多かった部分を明確にし、また次のように少しだけ遊びやすくしてあります。

準備の際、スタートから金塊まで規定の幅を空ける必要があるのですが、説明書に付いている目盛を使うと、当てがうだけでカード7枚分の幅を計ることができます。
人数に応じた いろいろな取り決めを、表で一覧できるようにしました。
2015年改訂版: パッケージイラストが変更になった2015年改訂版から、若干のルール変更が行なわれています。金鉱掘りが勝利したときの報酬は「そのラウンドの金鉱掘りの人数分の枚数」です。旧版のようにプレイヤー数に応じて固定ではなくなりました。
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