ゲーム紹介:究極の人狼 / Ted Alspach's UltimateWerewolf
役割43種、狼男vs村人の決定版
究極の人狼(じんろう)
/ Ultimate Werewolf
メーカー: Bézier Games(ベジェゲームズ, USA), 発売年: 2013年(第4版, 初版2008年)
国内版発売元: アークライト, 国内版発行年: 2013年
作者: Ted Alspach(テッド・アルスパッチ, 代表作: 蒸気の時代拡張シリーズ)
13才~大人, 6~75人用, 所要30〜90分, ルール難度:★★ (2)
『究極の人狼』は、村人たちと 村人のフリをする人喰い狼男たちが、生き残りをかけて、会話をヒントに1人ずつ葬っていくゲームです。
※ 「人狼(じんろう)」とは、恐しいイメージを強調した、狼男の別の呼び方です。

基本は『タブラの狼』や『ミラーズホロウの狼男』と同じく、司会進行の案内に従って、各自が秘密裏に与えられた役割をこなしていきます。夜は狼男が相談して1人ずつ村人をゲームから脱落させ、昼は村人同士が会話をヒントに狼男と疑わしい1人をゲームから脱落させ、ということを繰り返していき、どちらの陣営が生き残って勝利するかを競うゲームです。
この『究極の人狼』の特徴は、特殊な能力を持つ異能者が37種類も存在することです。
ほぼ『タブラの狼』や『ミラーズホロウの狼男』に入っている異能者と同様のものを含みつつ、さらに変わった能力を持つ異能者がたくさん追加されています。

例えば、予言者が殺された場合に新たな予言者として力を発揮する「見習い予言者」。

夜、狼男に指名されても一晩だけ持ちこたえる「タフガイ」。

狼男側でありながら、自分1人だけが最後に生き残ることを狙う「一匹狼」。

極めつけは、狼男よりも強い 第三勢力のグループ「バンパイア」。
…などなど、実にたくさんの異能者がいます。
それぞれの役割カードには、その役割が村人側または狼男側にどのくらい有利なのかの数値が示されており、混ぜて遊ぶ際のバランスの指標となります。とはいえ、これらをすべて使いこなすのはなかなか大変です。
そこで、この『究極の人狼』では、「疑いの村」「あがないの村」「平和の村」「バンパイアの村」…など、人数に合わせてお薦めのメンバー編成が提示された“シナリオ”が用意されています。
「究極の村」と呼ばれるシナリオでは、なんと68人の大編成で遊ぶことができます。
ここがオススメ:
これでもかという圧倒的な量で、遊びきれないほどの編成を楽しめる、人狼系のゲームの決定版としてお勧めのゲームです。『タブラの狼』や『ミラーズホロウの狼男』を遊びつくした方はもちろん、初めて人狼系のゲームを遊ぶ方にもどうぞ。
店内でサンプルをご覧いただけます。
入っている異能者一覧:
- 見習い予言者
- オーラの読み手
- ボディガード
- キューピッド
- 病人
- ゴースト
- ハンター
- 間抜け
- 狼つき
- 魔法使い
- 殉教者
- フリーメーソン会員
- 市長
- 年老いた魔女
- 老人
- 超常現象研究者
- 平和主義者
- 聖職者
- プリンス
- 予言者
- 呪いをかける者
- タフガイ
- トラブルメーカー
- 魔女
- 妖術師
- 人狼の子分
- 狼の子
- 呪われた者
- ドッペルゲンガー
- 酔っ払い
- ソウルメイト
- カルト・リーダー
- ならず者
- 皮なめし職人
- 一匹狼
- バンパイア
- 司会
日本語版
箱や説明書だけでなく、カードに書かれた役割名も日本語化されて解りやすくなっています。
また、次の都市伝説系の怪物6種類が加えられています。
- 血まみれのメアリー
- チュパカブラ
- レプラホーン
- ノストラダムス
- サスカッチ
- ウルフマン
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