ゲーム紹介:パンデミック / Pandemic
連携駆使し世界の病原感染を断つ
パンデミック
/ Pandemic
メーカー: Z-Man(ズィーマン, USA), 発売年: 2008年
作者: Matt Leacock(マット・リーコック)
10才~大人, 2~4人用, 所要45分, ルール難度:★★
ドイツ 2009年
ゲーム大賞(Spiel des Jahres)
最終候補(Nominiert)


『パンデミック』は、全員で連携を取りながら、世界中で蔓延する致死病原体の感染を食い止めつつ、治療薬を開発して世界を救済できるか否かに挑戦するゲームです。


世界中で、4種類の致死病原体が蔓延しはじめています。医療研究チームの一員となり、衛生兵や科学者、急派担当官など、特別な能力を持っている役割を担って、相談し、連携を取りながら立ち向かいます。

各自、限られた行動回数の中で、自分のコマを都市から都市へ移動したり、手札の都市カードを使って大きく移動したりして世界中を飛び回り、病原体(四角いコマ)を駆除していきます。

一方、各自が行動するたびに、感染カードがめくられ、病原体が少しずつ世界各地に発生していきます。

一都市の中で病原体が増えすぎて飽和状態になると、爆発的な伝染が起こり、感染が隣の都市へ飛び火するという恐ろしい自体が起こります。

この爆発的な伝染が8回起こると、世界は破滅を迎えて、全員敗北となってしまいます。

しかも、ある期間が過ぎると、異常発生(エピデミック)として、まったく新しい場所に感染が発生したり、これまで抑えた場所に再び感染が発生したりと、状況はますます厳しくなっていきます。

こうした自体に対して、各自の駆除活動だけではとても間に合いません。病原体を根本的に抑えるため、種類に合わせた治療薬を開発することが勝利の条件となります。

治療薬の開発には、病原体の色に合わせたカードを一定量集めなければなりません。各地で病原体を食い止めつつ、役割を分担してうまく合流し、カードの受け渡しを行ないましょう。
こうしてゲームを続けていき、病原体の蔓延が抑えられないレベルに達するか(=全員敗北)、4つの治療薬を開発して全員が勝者となるかしたら、ゲーム終了です。
ここがオススメ:
全員のドキドキ感や、どう対処したらいいかの相談がものすごく盛り上がる、超お勧めのタイトルです。
都市カードのさまざまな利用方法によって、合理的に行動や対処の制限が表現されているため、ルールはかなり解りやすくまとまっています。 ただし、付属の和訳ルールに不明瞭なところがあるため、当店特製のルール補足ガイドをお付けしています。
難易度も数段階ありますが、いつもどこかしら見逃している要素があるため、初級ですら何度もてこずることでしょう。しかし、それゆえに、成功を達成した時の喜びはひとしおです。
でも、本当に楽しいのは、敗北した後の、「こうすれば良かったかな」という反省話かもしれません。 2~4人、何人で遊んでも面白さに遜色がないのもGOOD!です。
店内でサンプルをご覧いただけます。
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禁断の島 同じ作者のゲームで、基本的なゲームシステムはそのままに、さらに解りやすく洗練され、テーマを「秘宝を集めて沈みゆく島から脱出する」に置き換えた『禁断の島 / Forbidden Island』もおすすめです。
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