ゲーム紹介:ストロッツィ
積荷と置く港を考え船獲得に悩む
ストロッツィ
/ Strozzi
メーカー: Abacus Games(アバクス, ドイツ), 発売年: 2008年
作者: Reiner Knizia(ライナー・クニツィア, 代表作: ケルト、ヘックメック, 水晶をとりもどせ!、など多数)
10才~大人, 3~6人用, 所要60分, ルール難度:★★

メディチ&ストロッツィシリーズの第三弾、商船と交易港をテーマにしたゲームです。
【物語】
舞台は1500年代のイタリア。ストロッツィ家、メディチ家、バルディ家などの名門貴族に売り込むべく、多くの船が高価な商品を積んで、イタリアの港を目指します。こうした商品は多きな富をもたらし、それが芸術、科学、建築を振興します。最高の積荷を積んだ船を、最良の港に、最高のタイミングで停泊させ、富と名声を手に入れようと、プレイヤーたちの競争が始まります!
4つの港で、各自の色コマが、1~3位だけが貰える得点を狙って、よりマス目を進もうとします。自分のコマを進めるには、その港ごとに対応する商材(壺・反物・金貨・巻物)を積んだ船カードを配置しなければなりません。ただし、港には各自1隻ずつしか置くことができません。
配置する船カードを獲得するには、山札から「今回の船」としてめくられた候補を見て、自分の手持ちの3本の旗のうち1本を使って「欲しい」と言えば貰うことができます。
自分が「欲しい」と言えば獲得できる状況でも、置く港やコマを進める商材などに旨味がなければ手を挙げない方が良いでしょう。しかし、船には、港ごとの到着順位を決める「速度」の値があります。順位が高ければ得点となりますので、こちらを狙う手もあります。でも、もっと良い船が後からめくられるかもしれません…。
全員が3つの港に船を置いたら決算です。それぞれの要素ごとに、1~3位の人だけが得点を得ます。
こうして、得点の決算を3回行なったらゲーム終了です。それまでに稼いだ得点と、タイルのボーナスを合わせて、最も多くの得点を手にしていたプレイヤーが勝者となります。
ここがオススメ:
場の状況と商船に描かれた5~6要素の優劣を見極め、総合的に必要/不要を評価する技量が問われるお勧めのゲームです。
4位以下は0点というルールが効いてくるので、4人以上で遊ぶことをお勧めします。
店内でサンプルをご覧いただけます。