ゲーム紹介:ミラーズホロウの人狼 / The Werewolves of Miller's Hollow
村人に潜む狼男を相談推理で特定
ミラーズホロウの人狼
/ The Werewolves of Miller's Hollow
メーカー: Lui-même(ルイメメ, フランス), 発売年: 2001年
国内版発売元: ホビージャパン, 国内版発行年: 2019年
作者: Hervé Marly Marly(エルヴェ・マルリー) & Philippe des Pallières(フィリップ・パリエール)
10才~大人, 8~18人用, 所要30分, ルール難度:★★ (2)
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ドイツ 2003年 ゲーム大賞 (Spiel des Jahres) 準候補 (Auswahlliste) |

『ミラーズホロウの人狼』は、欧州の古典ゲームを元に発展させた、村人たちと、村人に化けて潜む人喰い狼男の生き残りを賭けた、会話での殺戮劇ゲームです。

進行役1人とその他大勢という構成でゲームを行ないます。 進行役が1枚ずつ配るカードによって、村人か狼男かの秘密の役割が割り当てられます。
以降は、全員が目を閉じる“夜”と 全員が相談する“昼”が繰り返され、少しずつ人数が減っていきます。
全員が目を閉じる“夜”には、狼男たちだけが目を開けて、獲物1人を決めてゲームから脱落させます。
全員が相談する“昼”には、主張や相談を重ねた上で投票を行ない、狼男と思しき1人を脱落させます。狼男の誘導に騙されて、村人同士で投票しないように気をつけましょう。
こうしてゲームを続けていき、村人チームと狼男チームのどちらか、生き残った側が勝ちとなります。
この基本的な遊び方に加え、特殊な能力を持っている役割カードを追加することで、より面白くなっていきます。例えば、夜中 1人だけ目を開けて、指定した人の正体を知ることができる「占い師」や、夜中、こっそりとバレないように目を開けて狼男の相談を覗いてもよい「少女」などです。
ここがオススメ:
自分が村人だと信じてもらうためにはどうしたら…? 徐々に減っていく人々と渦巻く疑惑の中で真実を見極め、自分のチームを勝利に導くのがとても楽しく盛り上がる、お薦めのゲームです。
基本部分は『タブラの狼』とほぼ同じですが、犠牲者となったときに正体が明かされることと、特殊な能力者たちが大きく異なります。各自の思惑を論理的に探っていく印象の強い『タブラ』に対して、前述の少女や、勝手に一蓮托生の関係を割り当てるキューピッドなど、仕草やハプニング的な要素で盛り上げるキャラクターがいます。
店内でサンプルをご覧いただけます。
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