ゲーム紹介:ニムト / 6 nimmt

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列毎の序列6枚目を避け数札提出
ニムト / 6 nimmt!
メーカー: AMIGO (アミーゴ, ドイツ), 発売年: 1994年
作者: Wolfgang Kramer (ヴォルフガング・クラマー, 代表作: 『ハチエンダ』『ミッドナイトパーティ』)
8才~大人, 2~10人用, 所要 5分, ルール難度:★☆ (1.5)

ドイツ 1994年
ゲーム大賞 (Spiel des Jahres)
準候補(Auswahlliste)
ドイツ 1994年
ファン投票(Deutscher Spiele Preis)
第1位
ニムト(日本語版):箱

『ニムト』は、全員一斉に出した番号カードが中央に序列を保って重ねられたとき、6枚目になるようなカードを出した人に〈その列引き取り〉のペナルティが課されるため、6枚目にならないような番号カードを手札から選んでいくゲームです。

ニムト(2011年版):展示用写真

1~104まで、1枚ずつしかない番号カードを使って遊びます。

各自、中央の場に並べられた番号状況をよく見て考えた上で、手札の番号カードを1枚選び、せーの!で全員一斉に公開します。 公開された番号カードは、数が小さい順に1枚ずつ、場の4列の決まった位置に、番号の順番が保たれるように置かれていきます。

どこかの列の枚数が6枚目に達したとき、その6枚目のカードを公開した人がペナルティを受けます。ペナルティは、それまで積み重ねられた5枚を減点要素として引き取り、手元に蓄える、というものです。減点は、カードに描かれた“牛”マークの数です。同じ5枚でも、牛マークがたくさんあるのと ないのとでは大違いです。

各自が1枚ずつ公開したカードをすべて置ききったら、再び手札のカード選びです。 前回、番号カードが重なっていったり、引き取られたりしたことで、場の4列は状況がガラッと変わっているはずです。列ごとの減点マークの数や番号、枚数、各自の思惑をよく考えて、なるべく6枚目にならないよう、慎重にカードを選びましょう。

こうしてゲームを続けていき、せーので出す→順番に置く(誰かが引き取る)を10回行なったらゲーム終了、もっとも減点が少ない人が勝ちです。

ここがオススメ: 誰もが、減点を引き取らなければならない6枚目になるような番号は出したくないのですが、毎回、かならず1枚は出さなくてはならないので、手札のカードと相談して、なるべく自分だけは貰わないよう、上手にやりくりする工夫が楽しい、お勧めの傑作ゲームです。「ああ、そうかそうか、なるほどなるほど。いや待てよ、違うな…」という独り言が必ず出てしまう、当店のイチオシゲームのひとつです。

ただし、ルールは覚えてしまえば簡単ですが、ゲームの結果を見て「うまくやれた」と思えるには難しいゲームです。
あまり経験したことのない遊び方であること、また、うまくやりくりするには、番号の1~104が1枚ずつというカード構成や、場の状況の把握、ライバルの動向を読む必要があるため、駆け引きが好きな大人向きといえるでしょう。こうした駆け引きができないと、よく解らずに当てずっぽうに出さざるをえない「運だけの辛いゲーム」になってしまうため、お子さんが自ら考えて楽しめるとは言えませんのでご注意を。

店内でサンプルをご覧いただけます。

[ボタン:取り扱いリストで確認/購入]
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投稿者:すごろくや

コメント 4

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鬚坊主  

最初はルールや戦法をみんな手探り手探り。
でも全員が理解し始めたとたん、場の空気が一変。
決して運だけじゃ勝てない。もちろん運もなければ勝てませんが、
戦略を練らなければ敗北は必至。
激熱のバトルが時間を忘れさせます。
是非機会があればやってみて下さい。

2007/08/05 (Sun) 20:27 | EDIT | REPLY |   
key  
手軽で安い、しかも全員ハマった!

会社で昼休みにやってます。
スタッフ全員が満場一致でハマってしまったゲームです。
数字だけなのに、これだけドラマチックな展開が楽しめるとは!!
危機をうまく切り抜けたときは爽快です。
手軽で楽しいうわさどおりのゲームでした。

2007/12/18 (Tue) 14:22 | EDIT | REPLY |   
ふるた  
やって初めて分かる、この面白さ

非常に評判が良いものの、
テキストを読むだけではその面白さは分かりません。

騙されたと思って一度遊んで欲しい。
初心者も経験者も皆等しく楽しめる、このゲーム。

是非是非。

2008/07/08 (Tue) 20:34 | EDIT | REPLY |   
もん  
盛り上がる人がいると楽しい

みなさんのコメントにあるように、楽しいゲームです。
グループに「わー」とか「きゃー」とか盛り上げてくれる
方がいると、いっそう楽しいと思います。
一度メンバーが静かな人で、淡々と進んだことがあって
ちょっとびっくりしました。
子どもは数字の大小がわかれば遊べると思います。
我が家は枚数を減らして、数字の幅を小さくして遊んでいます。

2010/10/22 (Fri) 13:12 | EDIT | REPLY |   

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  •  ニムト
  • '''「ニムト」'''は名作「6nimmt!」の日本語版です。販売メーカー:メビウスゲームズ プレイ人数:2~10人  プレイ時間:30分   価格:1000円受賞暦:1994年 ドイツ年間ゲーム大賞 ノミネート ===== 概要 ====={{{:カードには1~7
  • 2007.05.18 (Fri) 12:55 | ボードウォークへ進む!