ゲーム紹介:ピクショナリー / Pictionary
お題を絵で描き仲間に当てさせる
ピクショナリー
/ Pictionary
メーカー: Hasbro (ハズブロ, アメリカ), 発行年: 2012年 (原版1985年)
作者: Rob Angel (ロブ・エンジェル)
12才~大人, 3人以上用, 所要60分, ルール難度:★ (1)
『ピクショナリー』は、カードで示されたお題を、絵で素早く描いて自チームの仲間に当ててもらい、自チームのコマをより早くゴールまで進めるゲームです。
2人以上で構成されたチームを2〜4組作ります。順番にチーム内で絵のジェスチャークイズを行ない、うまく当てることでボード上の自チームコマをゴールに向かって進めていきます。
チームごとに代わりばんこに、現在自分たちのチームのコマが置かれているマスに応じて、〈アクション〉〈もの〉〈難問〉などのジャンルが示されます。チーム内で絵を描く担当者を1人決め、無作為に引いたカードの候補から、該当するジャンルのお題を確認してもらいます。
カードの表記は英語ですので、日本語として遊ぶ場合には、アルファベット順の日本語訳リストから引いてお題を確認します。なお、お題の総数は3,200問を越えます。
よーいスタート!の合図とともに、砂時計の砂が尽きるまでの1分間が勝負です。絵描きの担当者は、お題を当ててもらえるように的を射た絵をすばやく描き、チームの仲間はそれを見ながら、正解が出るまで当てずっぽうでも何でも構わないので答えを言い続けます。
もしうまく正解できれば、自チームのコマをサイコロの分だけ進められます。
絵描き役はいっさい喋ったりジェスチャーしたりしてはいけません。このため、いったん回答がおかしな方向に行ってしまうと、軌道修正が難しくなってしまいます。このあたりのもどかしさもまた盛り上がるでしょう。
ときどき〈全チームで一斉に勝負〉が発生します。より早く当てられたチームだけがコマを進められるため、白熱した回答合戦が繰り広げられます。
いちばんの醍醐味は、その回で描かれた絵の寸評です。「for ADULT(大人用)」と示されているだけあって、お題は難しいものも多く、絵での表現にとても苦労します。時間制限の中で描いた、苦しまぎれの絵はどれも可笑しなものです。奇跡のような絵から、宇宙の神秘まで、たくさんの名画・珍画が生まれることでしょう。
こうしてゲームを続けていき、先に自分たちのコマをゴールまで導いたチームが優勝です。
20〜30分で終わるショートコースルールや、上級ルールとして、〈目を閉じて描く〉〈一筆書きで描く〉などの縛りがランダムで発生させる特殊サイコロの導入が用意されています。
ここがオススメ:
分かってもらおうとする絵描き役の気持ちと、分かりたいと思うチームメイトの気持ちが見事にシンクロする気持ち良さが楽しめて間違いなく盛り上がる、手軽に遊ぶ大人向けの大定番ゲームです。
3人以上用とありますが、役割を兼用するような特殊ルールで行なうため、4人以上で遊ぶのをおすすめします。
すごろくやの日本語訳お題 付属の日本語お題リストを制作するにあたり、3,200問を越えるお題の翻訳と監修を当店で行ないました。オリジナルのものは、英語圏ならではの独特な慣用句や、アメリカ文化にちなんだものなど難しいものが多いのですが、絵描きのお題として相応わしいように、またお題の狙いや難易度を壊さないように、丁寧に日本語化したつもりです。
2013年9月よりも前にご購入された方は、この すごろくや版ではない、輸入業者によるお題リストが付属していました。例えば「cold feet」が「ぎっくり腰」となっているものがそれで、すごろくや版では「逃げ腰」となっています。
店内でサンプルをご覧いただけます。
【2014.3.14】残念ながらメーカー絶版との情報が入りましたので取り扱いリストから外します。
- 関連記事