ゲーム紹介:アウグストゥス / Augustus
出現確率を鑑み役札の印を埋める
アウグストゥス
/ Augustus
メーカー: Hurrican (ハリケーン, スイス), 発行年: 2013年
作者: Paolo Mori (パオロ・モリ, 代表作:『バスコ・ダ・ガマ』『リベルタリア』)
8才~大人, 2~6人用, 所要30分, ルール難度:★★☆ (2.5)
![]() |
ドイツ 2013年 ゲーム大賞 (Spiel des Jahres) 最終候補 (Nominiert) |
『アウグストゥス』は、くじ引きで現れる印の種類とその確率を鑑みて、現れた印を埋めるカードを選んだり、効率よく埋められそうな印の組み合わせを持つカードを補充したりして、より多くのカード報酬得点を競うゲームです。
毎回毎回、〈各自が1個だけ埋めていい印〉として、〈短剣〉〈戦車〉〈投石機〉などの印が、袋からランダムに1枚取り出されます。 各自、もし手元のカードにこの印が空いていれば、そのうち1個だけコマを置いて埋めます。
これを繰り返していき、あるカードの印セットがすべて埋まれば、〈達成〉としてカードに記された得点を獲得できます。この報酬得点を高めるゲームです。
カードは88種類もあり、そのどれもが異なる印セットを持っています。袋の中の印は、種類に応じて枚数が異なっていて、出やすいもの/出にくいものがあるため、この出現確率と印セット、また報酬得点をよく考えた上で、より効率的に埋められそうなカードを選んだ方がいいでしょう。
また、自分の手元にはカードを何枚も置くことになるため、毎回1個ずつしか埋められないことを考えると、すでに持っているカードの印セットとは被らない方がいいかもしれません。印が確率どおりに出てくるとは限りませんから、臨機応変に対応できるようにしておきたいものです。
さらに、印セットを埋めてカードを達成した際、そのカードは、得点だけではなく、ほとんどが特別な効能をもたらします。同種数枚集めるとボーナス得点を得られるもの、印を別種に変換できるもの、相手のカードを破壊するものなど、さまざまです。
カードを選ぶ際には、これらの効能も鑑みる必要があるでしょう。
こうして、ビンゴのように出た印を各自が埋めながらカードを達成→場から選んで補充、を繰り返してゲームを進めていき、達成カードが規定枚数に達した人が現れたらゲーム終了。得点を清算してより高い人が勝ちです。
ここがオススメ: 印を効率よく待ち受けるにはどうしたらいいのかの悩ましさと、くじ引きによる各自の一喜一憂で盛り上がるゲームです。 最初に遊んだときには運が強く作用するように感じられますが、多岐に渡るカード効能の使い方が解ってくるたびにうまくやれるようになるでしょう。じっくり遊ぶ大人向けとしておすすめのゲームです。
店内でサンプルをご覧いただけます。