ゲーム紹介:コロレット / Coloretto

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7色のカードを3色に抑えて獲得
コロレット / Coloretto
メーカー: Abacus (アバクス, ドイツ), 発行年: 2003年
国内版発売元: メビウスゲームズ, 国内版発行年: 2010年
作者: Michael Schacht (ミヒャエル・シャハト, 代表作: 『コロレット』『ズーロレット』『かくれんぼオバケ』など多数)
8才~大人, 2~5人用, 所要30分, ルール難度:★☆ (1.5)

ドイツ 2003年
ゲーム大賞 (Spiel des Jahres)
準候補 (Auswahlliste)

コロレット日本語2017年版:箱

『コロレット』は、場のカードセットを選んで数枚まとめて引き取りながら、色数を抑えつつ同色のカード枚数を集めて得点を競うゲームです。

コロレット:展示用写真

各自、自分の手元にカードを集めていきます。同色のカード枚数を集めるほど、ゲーム終了時の得点が 1→3→6→10→…と指数的に増加します。しかし、得点にできるのは3色まで。4色以上の持ちカードは、すべて減点として、しかもやはり枚数に応じて指数的に減点されてしまいます。
できるだけ3色だけに抑えるつもりでカードを集めていきましょう。

中央にカード置き場が人数分(3人なら3列、4人なら4列分)用意されています。
1人ずつ代わりばんこに、〈山札からめくった色カードをどこかの置き場に足す〉ことで、さまざま色カードのセットが構築されていきます。
もし、得点になりそうな集めている色のカードがあれば、めくる代わりに〈カードセットを選んで引き取り一旦脱落〉を選ぶこともできます。

自分としては、自分が欲しい色だけで構成されたカードセットを作ったり引き取ったりしたいものですが、他の人がそうはさせてくれません。ライバルたちが集めようとしている色を察知した上で、安易には引き取れないように欲しい色と邪魔な色が混ざったカードセットを構築するからです。
しかし、引き取りを躊躇していつまでもめくるわけにもいきません。各カードセットは3枚が限度で、これ以上置けないとなれば、いやでもどこかのカードセットを引き取らなければならないのです。

全員がカードセットを引き取って脱落したら、再びまっさらな状態からカードセットを作り…とゲームを続けていき、山札から合図が出た回でゲーム終了。得点と減点を集計して、もっとも得点が高い人が勝ちです。

ここがオススメ: どの選択肢にも一長一短があって悩ましい、ゲーム要素のひとつであるジレンマをダイレクトに楽しめるゲームです。今後出そうな色に期待しつつ、ライバルと自分の収集色を鑑みて損得勘定にうまく折り合いをつけるもどかしさがたまりません。気軽にも、緻密にも、子供から大人まで幅広く楽しめるお薦めの名作カードゲームです。

店内でサンプルをご覧いただけます。

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投稿者:すごろくや

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