ゲーム紹介: フラッシュポイント - 火災救助隊 / Flash Point - Fire Rescue
連携し屋敷の火災から市民を救助
フラッシュポイント - 火災救助隊
/ Flash Point - Fire Rescue
メーカー: Indie Boards & Cards (インディ・ボーズ&カーズ, USA), 発行年: 2011年
国内版発売元: ホビージャパン, 国内版発行年: 2012年
作者: Kevin Lanzing (ケヴィン・ランジン)
10才~大人, 2~6人用, 所要45分, ルール難度:★★ (3)
『フラッシュポイント』は、屋敷で起こった火災から人々を救い出すため、全員が火災救助隊の一員となり、知恵を絞って連携を行なうゲームです。
屋敷内で火災が発生しました。屋内のあちこちで出火や爆発、壁や扉の崩壊を起こしています。
1人ずつ代わりばんこに、〈アクション4回〉→〈煙の発生〉を行なっていきます。市民7人を救い出さなければなりません。
〈アクション4回〉では、自コマの移動や扉の開け閉め、炎や煙の除去、壁の破壊、救急車や消防車の活用など、さまざまなアクションを自由に組み合わせて行動します。
屋内の要注意地点(?マーク)に辿り着けば、そこに救出すべき市民がいるかもしれません。負傷している市民を担いで屋外へと連れ出し、救急車に乗せられれば、これでやっと1人救出です。
しかし、毎回かならず自分の番の最後に〈煙の発生〉を行なわなければなりません。サイコロ2個によって、屋内のどこかに新たな煙が発生します。もし、すでにこの発生地点に煙があったり隣に炎があると発火し、どんどん炎は燃え広がってしまいます。またさらに、炎のマスに煙が発生したり危険物に炎が接触すると爆発を起こし、四方に猛烈な勢いで火の手が拡散され、壁をも破壊していきます。
最悪の事態を避けるため、全員で優先事項が何かを相談しながら、救命に長けた者や消火に長けた者など、それぞれのキャラクターの能力を活かして行動していきましょう。
こうしてゲームを続けていき、救い出すべき市民を4人見殺しにしてしまうか、または壁が壊れすぎて建物が倒壊してしまうと作戦失敗として全員の負け、それまでに7人救い出すことができれば作戦成功として全員の勝ちです。
ルールを簡略化したファミリールールや、さらに難しい上級者向けルールなど、難易度が何段階かあります。
ここがオススメ:
あっという間に燃え広がる炎の動きが恐ろしくて気が抜けない、『パンデミック』以降にたくさん増えた協力型ゲームの中でもかなりお薦めのタイトルです。
サイコロで火種の場所が決まるものの、煙→炎という段階を経るため、乱暴に運に翻弄されるわけではなく、場所や状況に応じた対処の優先度がしっかりと存在するところが秀逸です。
第二版の変更点: 第二版では、プラスチックの駒に置き換わっています。消防隊員が専用のフィギュアになり、壁のダメージマーカーが少し大きくなって、より雰囲気を盛り上げてくれます。
すごろくや特製:ルール補足付き 説明書の記述では解りづらい所のルール補足をお付けしています。
店内でサンプルをご覧いただけます。
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