※『クク21』の紹介記事は公式サイトに移行しました
2022年3月より、ボードゲーム『クク21』の紹介記事は公式サイトのページ https://sugorokuya.jp/p/cucco21/に移行しました。
運命を感じ取り手札の1枚を交換
クク21
/ Cucco 21
メーカー: すごろくや (日本), 発行年: 2011年 (原版16世紀)
企画/制作: 丸田 康司 (まるた こうじ),
イラスト/アートワーク: 中沢 (なかざわ) しのぶ
監修: 草場 純 (くさば じゅん)
6才~大人, 5~12人用, 所要30分, ルール難度:★☆ (1.5)
『クク21』は、欧州由来の古典ゲーム『クク / カンビオ』を元に、格段に遊びやすくしつつ独自の要素を加えた、たった1枚のカードを、運命を感じ取って交換する/しないを選択し、チップを稼ぐゲームです。
1から21までの番号が書かれた、大きくて綺麗なイラストカードが、各自にたった1枚ずつランダムに配られます。あとでせーの!で見せあったとき、全員の中でいちばん小さい番号カードを持っている人がアウトとなり、チップを支払わされたり、脱落させられたりします。このため、各自、1回だけめぐってくる交換チャンスを活かして、自分のカード番号が「小さそう」と思ったら、「交換してください!」と次の人と強制交換をしていきます。
小さな番号の「弱い」カードは、交換を介して次々に人から人へと流れていきます。せっかく配られたときには大きな番号をもらったのに、流れてきた小さな番号と交換されてしまうかもしれません。
また、小さな番号を手放したいのはやまやまですが、もっと弱いカードを持っている人がまだいる可能性があるなら、安易な交換は考えものです。交換する人の顔色もうかがっていきましょう。
一方、カードの中には「スルー」「受け取ったらアウト」「交換を拒否」などの効能があり、これらが発揮されると、その連鎖によって奇跡のように思える予想外のドラマが生まれます。
途中でアウトの人が出たりしながらも、各自の交換チャンスが一周したら、全員せーの!でカードを見せあって、一番小さな番号カードを持っている人もやはりアウトです。ラウンド規定に応じて、チップを支払ったり、脱落させられたりします。
そしてまたカードを1枚ずつ配って…と何ラウンドも行なっていき、生き残った人が1人だけになったら、それまでに溜まったチップを総取りします。この〈チップ総取り〉までをさらに何度も繰り返し、破産者が現れてゲームが終了したとき、一番稼いでいる人が勝ちです。
運命を感じ取り、交換の選択で強いカードを引き寄せて、最後にチップをたくさん持っているのはいったい誰でしょうか?
ここがオススメ:
カードを1枚交換するか/しないかだけの簡単なルールを説明するだけで、カードに書かれた効能が絡み合い、緊張から生じる予想外の展開に爆笑の渦が巻き起こる、子供から大人まで手軽に楽しめる超おすすめのゲームです。
イラストレーター・中沢しのぶさんのたいへん美しいアートワークにより、タロット風の美しい絵柄と効能がマッチし、「運命を感じ取るゲーム」に相応わしい豪華なコンポーネントができました。
旧版『クク』との違い: その面白さは折り紙付きの『クク/カンビオ』専用に特化し、次のような改良・改編を加えています。

- 特別な効能を持つカードの方に、使い方が解りやすく書かれているため、説明時には基本的な流れだけで済み、誰にでも説明がしやすく、さまざまな状況でより多くの方々に楽しんでもらえるようになりました。
- マイナス数を廃し、解りやすく1~21の21種類としました。21種類それぞれに個別のイラストが施されています。
- 「今、何ラウンド目でペナルティは何か」と「親が誰か」を示す“ラウンドカード”により、進行がスムーズに行なえます。
- 各自の脱落状態を示す“生存カード”により、あと何人いるのか、親は誰に配ればいいのかで戸惑うことがなくなりました。
- 2種類の新たな効能、カード交換の途中でチップを稼ぐことができる「式典」と、交換の拒否をしてもよい「恋人達」を加えました。
- 最大数(21)のカードは2枚ありますが、梟(ふくろう)の効能付きは1枚だけです。
- ほどよく終わるように持ち点調整を行ないました。
なお、同梱のチップは、チャリンチャチンと鳴る適度な重量感と大きさを持ち、濡れるような場所でも平気な22mmサイズのプラスチック製です。
ククカードの歴史: ククの発祥は500年前のフランス、というのが現在の定説のようです。ククの本来の意味は郭公(かっこう)で、自分の卵を他の鳥に押し付ける「托卵」という習性が、このゲームの「交換で押し付ける」内容と合っていたからと考えられています。
しかしすでに発祥地フランスにはククは残っておらず、名前や姿を変えてヨーロッパ全土に広く薄く伝わったものがわずかに伝承として残っているだけでした。そんなククを、なぜか20世紀後半、ここ日本で復活させて独自のアレンジを施し、広めたのが、ゲーム研究家の草場 純さんです。
⇒参考:ゲーム研究家・草場純さんの研究を収集するサイトさんより、
「私はいかにしてククカードを作ったか。」の記事
この『クク21』は、その日本版のククを改編、カードに効能テキストを含めるなど、格段に遊びやすくし、新しい効能を加えた、21世紀にまたひとつ生まれた新しい「クク」なのです。
第四版:
[2015.7.10追記:]おかげさまでさらなる好評を博し、追加生産分の第四版が完成しました。
第二版の布袋付・仕切り改良・カードテキスト見直しに加えて、第三版でクク21専用になったコインが、第四版では金銀の豪華なコインになりました。1点コインには猫が、5点コインには女神がレリーフとしてあしらわれています。
今回、このコインセット(1点:60枚+5点:36枚=計96枚)も単独で販売します。
店内でサンプルをご覧いただけます。
カード一式交換サービス:
「カード一式交換サービス」を行なっています。
傷んだり古くなってしまったお持ちのクク21のカード一式と説明書をこちらにいただければ、1,500円で新品(カード一式と説明書)をお渡しします。
希望される方は店頭にてお申し付けください。郵送での交換を希望される場合には、何か通信販売でのご注文時か、メールにてその旨をご連絡ください。交換の手続きを追ってご連絡致します。
【Twitterより】
すごろくやさんのプレイスペースで「クク21」を遊ばせてもらった。ただカードを隣の人と交換するだけのルールなのに、すごく面白い!
— 橋本康一さん (@KoichiORIGAMI) 2013年4月28日
GW前半ボドゲ思い出。クク21はやる前は運ゲ乙って思ってたけど異様に面白かった。お断りします!
— はりがねさん (@hariganee) 2013年4月30日
田渕法明さん主催のアナログゲーム講座に参加☆今日は『クク21』ってゲームを楽しみました♪中でも お気に入りのカード『交換して下さい』って言われたら『にゃあ〜♪』って応えるんです言われた相手は死んじゃうって言う(^◇^;) twitter.com/mappy_s0818/st…
— まっぴーさん (@mappy_s0818) 2013年5月26日
カードゲーム「クク21」を初めて遊んだんですが、短時間で遊べて大いに盛り上がるゲームでした。これは本当におすすめ。特に多人数プレイが楽しいと思います。 pic.twitter.com/nTSKTEjo3q
— コニタン (@konitan510) June 16, 2013
昨日はクク21っていうカードゲームが楽しすぎてピザ的なイメージがあんまり残ってないのよね。なんかもっといろいろあった気がするんだけどー
— くびわの亡霊 (@otokaz) 2014, 3月 2
周りでは『クク21』をやってみた評判がすこぶる良い。運ゲーとみせかけて、カウンティングも心理戦もある。お酒を飲んでもできるし、だれる前に終わる。場所もとらず、エンボスもイラストも綺麗。カードのさわり心地も良い。
— 九鳥さん (@81o3) 2014, 3月 30
今日は色々ボドゲやれて楽しかった!
一番楽しかったのはクク21かな。
道化師や猫に殺されたり、滅せられたりと殺戮系の運ゲーで爆笑してたわ。
「〜は死んだ、もういない!」は今後も使いたいセリフだ。
— メントス (@Hiroki_s93) 2014, 5月 17
ボードゲーム忘年会に参加中。『クク21』というカードゲームがとても面白いです。低い声で「汝、滅びよ」と告げる瞬間が気持ちいいです。 pic.twitter.com/Ks02j6cc5t
— すぽっと 赤嶺総理 (@akaminesouri) 2014, 12月 16
クク21は式典カードで人間が金銭欲に支配されて破滅していく姿が見られるので神ゲー
— らくだ (@rakudachanbeam) 2015, 2月 22
昨日、遊んだチップをかけるカードゲーム「クク21」が11人プレイで熱かった!!
式典-12-のカード効果が面白い!!効果が発動すると参加した全員から、お祝儀として、1チップが貰えます。
また、大勢でワイワイ騒ぎながらプレイしたいな。 pic.twitter.com/rIxp1ebtOn
— 笑う狐 (@waraukitune) 2015, 8月 3
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