ゲーム紹介:髑髏と薔薇 / Skull & Roses
各自が積み込んだ山札構成を予想
髑髏
と
薔薇
/ Skull & Roses
メーカー: Lui-même (ルイミェム, フランス), 発売年: 2011年
作者: Hervé Marly (エルヴェ・マルリー, 代表作: 『ミラーズホロウの狼男』)
10才~大人, 3~6人用, 所要45分, ルール難度:★☆(1.5)

『髑髏と薔薇』は、絵柄がドクロとバラの2種類でたった4枚のカードを使い、各自がどのように山として積み込んだかを読み合い、バラだけをめくり続けられる枚数を宣言して勝負するゲームです。

各自、円形の分厚いカード4枚を手札として持ち、1人ずつ代わりばんこに、ドクロ(1枚)とバラ(3枚)の2種類から選んで手元に重ね、山札を作っていきます。
誰かが、「もう重ねるの止め。めくり枚数勝負のチャレンジに移ります。」と宣言したら、全員の山札を対象に、バラのカードだけをめくり続けられる枚数を、「2枚。」「じゃあ3枚。」「5枚で!」と1人ずつ吊り上げながら宣言していきます。もし、この宣言した枚数どおりにバラだけをめくり続けられれば、“成功”として1ポイントを獲得できるからです。
もし自信がなければ勝負から降りても構いません。めくるときには、まず自分の山札からめくらなければならないため、ドクロを仕込んでいるならば降りた方が無難かもしれません。
しかし、そう簡単に降りてしまえばライバルたちに「ここにはドクロがありますよ」と教えているようなものです。ときには、実際にはドクロを重ねておきながら、いかにも自分はバラだけを積み込んでいるかのように装って、あえて枚数宣言で勝負を仕掛けていくことも必要です。もしドクロをめくらせることができれば、その人に得点を与えないだけでなく、「カード1枚没収」の厳しいペナルティを課せられるからです。
他全員が降りて最多枚数の宣言者が決まったら、いよいよ“バラめくり”です。その枚数だけバラだけをめくることができれば成功の1ポイント。もし途中でドクロをめくってしまえば、カード1枚没収のペナルティです。
こうしてゲームを続けていき、先に2ポイントを獲得した人が勝ちです。
ここがオススメ: ライバルたちの性格や得点状況、カード重ねと宣言の順番などを鑑みて、自分の山札構成を、自分にも相手にも美味しい“蜜”にするのか、はたまた“毒”にするのかの仕込みと、各自の宣言による山札構成の読み合いが楽しい、大人で気軽に深い心理戦を楽しむのに適したお薦めのゲームです。

アメリカのロックバンド「グレイトフル・デッド / The Grateful Dead」テイストの美しいアートワークが光ります。


赤箱版 単体でも、混ぜても遊べる、タイルのイラスト(バイクチームの紋章)が異なる「赤箱」版もあります。
店内でサンプルをご覧いただけます。
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