ゲーム紹介:チケット トゥ ライド:ヨーロッパ / Ticket to Ride - Europe
都市間に列車を繋げ、駅で路線活用
チケット トゥ ライド:ヨーロッパ
/ Ticket to Ride - Europe
メーカー: Days of Wonder (デイズ・オブ・ワンダー, USA), 発売年: 2005年
日本語版発売元:ホビージャパン
作者: Alan R. Moon (アラン・ムーン, 代表作: 『チケット トゥ ライド (2005)』『エルフェンランド (1998)』など多数)
8才~大人, 2~5人用, 所要60分, ルール難度:★★(2)
国際ゲーマーズ賞 2005年
(International Gamers Award)
大賞受賞

『チケット トゥ ライド:ヨーロッパ』は、列車で欧州大陸を旅するように、都市間を路線でつないでいき、その長さやどの都市間を結んだかなどで得られる得点を競うゲームです。
元となる『チケット トゥ ライド』のシリーズとして、舞台をヨーロッパに変え、いくつかの新要素が追加されたタイトルです。拡張セットではありませんので、これ単体で遊びます。

基本は『チケット トゥ ライド』と同じです。自分の色の路線を都市間に敷設して高得点を狙うため、列車カードを上手に集めていきます。
異なるのは、大きく4つです。

1. 路線地図がヨーロッパ大陸になっています。 元のアメリカ大陸版で慣れた方でも新鮮な感覚で楽しむことができますし、日本ではむしろヨーロッパの地名の方がよく知られていますので、より鉄道旅行の感覚を感じることができるでしょう。
2. 海を渡る「フェリー路線」が追加されました。敷設にあたり、SL列車カード(ワイルドカード)を何枚か必要とします。
3. 「トンネル路線」が追加されました。敷設するには、たんに列車カードを揃えるだけでなく、山札から追加で引いたカードの指示に応じて、追加で0~3枚出さなければなりません。つまり、敷設失敗の可能性があるギャンブル要素が加わります。

4. 「駅」コマを都市に置くことによって、他の人の路線区間を利用できるようになりました。これによって、重要な幹線を抑えられて諦めかけていたところに光明を見出すことができます。
写真の例では、赤プレイヤーが抑えたフランクフルト~ミュンヘンの路線を、緑プレイヤーが駅を使って利用できることを表しています。
ここがオススメ: ドキドキしながら路線を繋げていく、人気の定番タイトル『チケット トゥ ライド』の面白さはそのままに、駅とトンネルの存在によって、早く抑えたものが有利とは限らない、路線のネットワークをより深く観察する新しい楽しさが生まれた、少しじっくり遊んでみたい友だちや家族にお勧めのゲームです。
店内でサンプルをご覧いただけます。
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