ゲーム紹介:オニリム / Onirim
協力し合って悪夢の迷宮から脱出
オニリム
/ Onirim
メーカー: Z-man Games(ズィーマン, USA), 発売年: 2010年
作者: Shadi Torbey(シャディ・トーベイ)
8才~大人, 1~2人用, 所要15分, ルール難度:★★(2)〜★★☆(2.5)

『オニリム』は、悪夢の迷宮の出口を発見すべく、残りの山札から出てくるカードの内容を常に考えつつ、うまく手札を選択していく、1~2人で遊べる協力型のゲームです。

プレイヤーは、神秘の迷宮で迷ってしまったドリームウォーカーとなり、夢から覚める前、または永遠の罠に捕らわれる前に、神秘の迷宮の出口に辿り着かなければなりません。
5枚のカードを手札として、選んだ1枚を出しては補充、を繰り返し、カードの記号や色の連続を考えて1列を伸ばしていきます。
うまく同じ色のカードを3枚連続して並べられたら、成功条件である“扉カード”1枚を抜き出して獲得することができます。この神秘の迷宮を脱出するには、この扉カードを8枚(4色×2枚)集めなければなりません。
一方、ときどき強烈な被害をこうむることがあります。補充のときに“悪夢”のカードを引いてしまうと、「山札から数枚を強制的に捨てる」「全手札を捨てる」など、破壊的な、どれをとってもやりたくない選択肢が提示されます。
こうした、悪夢による被害を避けるため、特殊な“鍵”カードを消費することで、山札から数枚を見て、捨てたり、順序を変えたりすることができます。
ただし、この鍵カードは、列の連続要素として、また、扉を運良く獲得するときにも使えるので、使いどころをよく考えていかなければなりません。
こうしてゲームを続けていき、見事8枚の扉カードを発見することができたら脱出成功、脱出できずに山札が尽きてしまったら脱出失敗です。
慣れてきたら、同梱されている「足跡の書」「塔」「暗黒の前兆と幸福な夢」という3つの拡張ルールにも挑戦してみることができます。
ここがオススメ:
精神世界を表現したような不思議なイラストのカードで、『ドミニオン』のように残りの山札の「濃度」を気にしながら、『パンデミック』クラスのドキドキする難易度が楽しめる、お薦めのゲームです。
かなり難しいので、はじめのうちは何度も何度も失敗します。しかし、失敗するたびに、カード種類と枚数構成やさまざまな選択肢の使いどころに気付いていくと、どんどん上手になっていき、成功したときは喜びもひとしお、という体験が味わえます。
2人用のルールは、まず1人用のルールを2人で相談しながら遊んでみて、成功できるようになってから挑戦した方が良いでしょう。
店内でサンプルをご覧いただけます。
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