ゲーム紹介:ザ・ヴィレッジ
村人vs狼、公開職業で別能力追加
ザ・ヴィレッジ / Werewolves of Miller's Hollow - The Village
メーカー: Asmodée (アスモデ, フランス), 発売年: 2009年
作者: Philippe des Pallières(フィリップ・パリエール) & Hervé Marly(エルヴェ・マルリー)
14才~大人, 9~30人用, 所要 45分, ルール難度:★★(2)

『ザ・ヴィレッジ』は、人気の村人対狼男のゲーム『ミラーズホロウの狼男』の基本セットと、公開職業による別能力が与えられる2番目の拡張セットが1パッケージになった、村人と、村人に化けて潜む人喰い狼男の生き残りを賭けた、会話での殺戮劇ゲームです。
基本セットとして見ても、入っているカードは分厚くて大きいタイルに変わり、豪華になっています。
基本セットの部分は『ミラーズホロウの狼男』の記事をご覧ください。
この拡張セットでは「公開された職業」と「建物」、「新キャラクター」が新しい要素です。

カードで秘密裏に与えられた通常のキャラクター能力とはまた別の、公開されて誰もが知っている能力を授かるのが「公開された職業」です。
ゲームの始めに、10種類の職業29枚の中から、今回使う職業を事前に決め、対応する「建物」と併せて各自に配られます。
これらの能力は、職業によってさまざまなタイミングで能力を発動します。
メンバー内で保安官を選出する「農家」、指名した1人に正体をこっそり打ち明けさせる「聴罪司祭」、狼チームが目を閉じる瞬間(=早朝)に目を開けてよい「パン屋」、などです。
能力が公開されているため、村人や狼側にとってやっかいな人が全員判る、というのが、犠牲者の候補選びや推理に効いてきます。
しかし「ハンター」や「少女」など、通常のキャラクター能力も各自に重なっているため、一筋縄ではいきません。

また、3人の新しいキャラクターが追加されています。
1人勝ちを狙って仲間を葬ろうとする「白い狼」、建物を燃やして公開能力を奪いとったり狼を焼いたりする「放火魔」、疑わしいと思う人の建物の前に不吉な張り紙をする「うわさ屋」です。
ここがオススメ: 厚く大きく、豪華になった基本セットのカードで充分に楽しめて、さらに複雑に、さまざまな能力を使う楽しみもあるお薦めのゲームです。
店内でサンプルをご覧いただけます。
![[ボタン:これを取り扱いリストで確認/購入]](https://blog-imgs-42.fc2.com/s/g/r/sgrk/button-refer-name.gif)