ゲーム紹介:インカの黄金 / Incan Gold
前進/帰還に悩む廃坑の宝石集め
インカの黄金(2019年新版)
/ Incan Gold
メーカー: Eagle-Gryphon Games (イーグルグリフォン, アメリカ), 発売年:2019年 (初版2006年)
国内版発売元: アークライト, 国内版発行年: 2019年
作者: Alan R. Moon(アラン・ムーン, 代表作:『チケット トゥ ライド』等多数) & Bruno Faidutti(ブルーノ・フェデュッティ, 代表作:『あやつり人形』等多数)
8才~大人, 3~8人用, 所要30分, ルール難度:★☆ (1.5)

『インカの黄金』は、全員一緒に、神殿遺跡の内部を進んでいき、個別の判断で没収前に戻ったり、危険を覚悟で奥へ進んだりして、価値ある財宝をより多く集めるゲームです。
人気のシュミット(Schmidt)社の『ダイヤモンド(既に絶版)』が、アメリカで発売されるにあたって、若干のルールが追加され、テーマが変更されたのが、この『インカの黄金』です。

全員一緒に、チームとして遺跡の内部へと進んでいきます。一歩一歩進みつつ、遭遇した出来事としてカードを1枚ずつめくっていきます。もし財宝カードだったら、その数の分だけ財宝を発見したことになります。その分だけ財宝コマを取って全員で平等に山分けし、あまりをカードの上に置いておきましょう。
他にも、危険カードが現れることがあります。危険カードには、毒ヘビや落石など、5種類が存在します。初めて現れた種類の危険カードであれば、まだ予兆なので大丈夫。しかし、一度現れた危険カードがまた現れた時には、その回の探検は失敗として、見つけた財宝をすべて没収されてしまいます。
財宝を失う前に、各自の判断で遺跡の内部から逃げましょう。 毎回、新たなカードをめくる前に、さらに進むか/戻るか、手持ちの2枚から選んで、せーの!で表明します。
「戻る」方を表明した人は、無事に遺跡から脱出したことになり、道中に置いてきた財宝を獲得しながら、集めた財宝コマを手元のテントに入れて累計得点とします。
一方、まだ「進む」方を表明した人はどうでしょう。次のカードをめくった時に、もし財宝であれば、「戻る」を選択した人がいればいるほど多く分け前がもらえます。しかし、欲を出しすぎて同じ危険カードの2枚目に遭遇してしまったら、せっかく稼いだ財宝もすべて没収されてしまうのですから、慎重に決断しなければなりません。
こうして、残っている人がいる限り遺跡での探検を続けていき、誰もいなくなったらその遺跡は終了。仕切り直して次の遺跡へ、というように、遺跡5つの分だけ行なったらゲーム終了です。テントの中に、一番財宝を集めている人が勝ちです。
ここがオススメ:
危険を恐れて他の人が減るほど、自分が得られる分け前の財宝は増えていきます。危険を承知で財宝を独り占めする興奮が味わえる、引き際の見極めが楽しいお薦めのゲームです!
財宝を人数の分で分けられる人がいれば、4才くらいの子でも充分参加できます。

『インカの黄金』2019年新版の変更点 「行く」か「戻る」かを表すための判りづらかったイラストカードが廃止され、コマが同封されて、初版の『ダイヤモンド』と同様に「握る」か「握らない」かで表すようになりました。
店内でサンプルをご覧いただけます。
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