ゲーム紹介:スバム! / SBAM!
早重ねした札の合計で両隣と勝負
スバム!
/ SBAM!
メーカー: Cranio Creations (イタリア), 発行年: 2022年
国内版発売元: テンデイズゲームズ, 国内版発行年: 2023年
作者: Tommaso Battista, Marco Pranzo
8歳〜, 2〜6人用, 所要 20分, ルール難度: ★☆ (2)
『スバム!』は、誰かが「SBAM!(スバム)」カードを出すことでラウンドが終わるまでの間に、各々、特殊効能カードの影響やカードの組み合わせによっていくつかのカードが捨て札になる前提で、両隣との間にどんどん早出しでカードを重ねていき、その山札の合計値で両隣と勝負するゲームです。
どこにどのカードを出せば自分に有利に働くのかを判断しつつカードを出したいところですが、どんどんとリアルタイムでゲームが進んでしまうため、ゆっくり考える暇がなくなって、混乱していく面白さが魅力のゲームです。
さまざまな特殊効能カードの影響によって、予想外の展開が巻き起こされるのもポイントです。
頭を使いつつも気軽に楽しめる、大人向けとしておすすめです。
ゲーム紹介:キャプテンネイチャー / Captain Nature
目隠しで船を滑らせ海のゴミ収集
キャプテンネイチャー
/ Captain Nature
メーカー: Schmidt Spiele (ドイツ), 発行年: 2023年
作者: Marco Teubner (マルコ・トイブナー, 代表作:『ファブランティカ』『タイニーパーク』など)
6歳〜, 2〜4人用, 所要 20分, ルール難度: ★☆ (2)
『キャプテンネイチャー』は、お面で視界が完全に遮られたまま、船コマを机の上で滑らせて、魚たちを捕まえてしまわないように気をつけながら、海の中にちらばったゴミを集め、美しい海を取り戻す協力型のゲームです。
事前に机の上をよく観察して、船の移動経路を計画しつつも「先が見えない」まま移動する体験にドキドキするゲームです。本人は真剣でも、どうしても計画と軌跡がずれてしまい、たくさん魚を捕まえてしまったり、予想外のハプニングが盛り上がります。手軽に楽しめる子供向けとしておすすめのゲームです。
ゲーム紹介:キャントストップ / Can't Stop
賽振りの止め時を計り駒を頂上へ
キャントストップ(2023年版)
/ Can't Stop
メーカー: ニューゲームズオーダー(日本), 発行年: 2023年(原版1980年アメリカ)
作者: Sid Sackson (シド・サクソン, 代表作: 『アクワイア』など多数)
9才~大人, 2~4人用, 所要30分, ルール難度:★☆ (1.5)
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ドイツ 1988年 ゲーム大賞 (Spiel des Jahres) 候補 (Auswahlliste) |
『キャントストップ』は、振り直すたびに「台無し」確率が高まるリスクを背負いつつ、サイコロ4個を何度も振っては、自分のコマ群をより進めるか、もう止めておくかの止め時を図り、いち早く11列のどこか3列でゴールを制するゲームです。
2から12までの数が示された11列があります。列ごとに自分のコマをマス目に沿って進めていき、3箇所で頂上(最後のマス)を制すことを目指します。
コマを進めるためには、自分の番でサイコロ4個を振ります。出目を見て考えた上で2個ずつのペアに分け、その2個の合計の数が、自分のコマを1歩進められる列として使われます。
例えば、サイコロの出目が2,3,4,6だったとき、〈4と2〉〈3と6〉のペアに分けると、〈6〉と〈9〉の列で自分のコマを1歩ずつ進めることになります。
自分の番を「もう止める」と言わないかぎり、何度でも〈サイコロを振る〉→〈出目を割ってコマを進める〉をして構いません。
しかし、ほどよく「もう止める」しないと、〈自分の番で進められるのは3列まで〉と〈誰かが頂上を制した列では進められない〉という条件により、どのように2個ペアの組み合わせを作ったとしてもコマを進められなくなってしまい、今回進んだ分がすべて帳消しになってしまいます。
こうしてゲームを続けていき、頂上を制したコマが3個目になった人が勝ちです。
ここがオススメ: 振るたびに、またゲームが後半に進むにつれて失敗する確率が高くなることが頭では解っていても、「あともう一歩」が欲しくてついついサイコロを振ってしまう人間の悲しい性が垣間見えるのが楽しくてギャンブル風に盛り上がる、大人で手軽に遊ぶのにお薦めの名作ゲームです。
ゲーム紹介:カイト / Kites
協力で砂時計管理し時間切れ回避
カイト
/ Kites
メーカー: Floodgate Games (アメリカ), 発行年: 2022年
国内版発売元: アークライト, 国内版発行年: 2023年
作者: Kevin Hamano
10歳〜, 2〜6人用, 所要 10分, ルール難度: ★☆ (2)
『カイト』は、全員で声を掛け合って、タイミングを見計らいつつ手札からカードをだしては、そのカードと一致する色の砂時計をひっくり返して、砂が落ち切らないように奮闘する協力型のゲームです。
どんどん進んでしまう砂時計に急かされながら、お互いに声を掛け合ってチームワークを発揮するのが楽しいゲームです。
初めはなかなかうまくいかなくても、「もう一回!」と繰り返し挑戦するにつれ、砂時計が落ち切るまでの長さが色によって異なることを考慮できるようになっていったり、白い砂時計をひっくり返せる「マークが1つのカード」の使い所を見極められるようになっていき、上達を実感できることでしょう。
気軽に楽しめる大人向けとしておすすめのゲームです。
ゲーム紹介:トゥインクルスターシップ / Twinkle Starship
セグメント数字書き換え数札勝負
トゥインクルスターシップ
/ Twinkle Starship
メーカー: 双子のライオン堂ゲームズ (日本), 発行年: 2023年(2020年初版の『セブンセグメントトリックス』のリメイク)
作者: 新澤大樹
9歳〜, 3〜4人用, 所要 30〜50分, ルール難度: ★☆ (2)
『トゥインクルスターシップ』は、カードに記された数字に棒を付け足すことで値の大小を変えられることを前提に、手札の数字カードを色縛りで毎回1人1枚ずつ出していき、最も値が大きい人が総取りの小勝負を繰り返すゲームです。
手札として配られた4色0〜8の数字カードを、「最初に出されたカードと同色のカードを持っているならそれを必ず出さねばならない」という〈色縛り〉のルールに則って、1人1枚ずつ出しては大きさ比べの小勝負を繰り返していきます。
カードには、デジタル時計の表示などで活用されている7セグメント表示(=7本の線の組み合わせでアラビア数字を表す方法)の数字が記されており、出す時にそのカードの上に「セグメントチップ」と呼ばれる棒を付け足すことで数字を書き換えられます。
こうして全員の手札がなくなるまで小勝負を繰り返し、総取りをした回数と使わずに手元に残したセグメントチップの個数が同じであれば、総取り回数がそのまま今回のラウンドの得点になります。
これを規定のラウンド数繰り返し、最終的に一番得点を集められた人が勝者です。
毎回の小勝負における勝敗を、チップによる数字書き換えを活用しつつコントロールする先読みの計画性と、最終的な勝数とチップの残数を調整する長期的な計画性の二つが同時に求められます。0〜8の数字の大小比べでは、最弱の0がチップを一つ付け足すと最強の8になる、というような数字ごとの特性を把握することも重要で、奥深い読み合いが楽しめることでしょう。
大人同士でじっくり楽しめるゲームとしておすすめです。